ジャズ・ムード、実在の場所レストランやエコパークというマイクル・コナリーの好み横溢の刑事ドラマ。ハリー・ボッシュ(タイタス・ウェリヴァー)、元妻のエレノア(サラ・クラーク)、娘のマディ(マディソン・リンツ)は一時的にロサンジェルスのボッシュ宅過ごすという家庭的な雰囲気もある。
しかし、刑事ドラマだから派手な銃撃戦もサービスされている。このシーズンの終わり方からはシーズン3の期待も高まる。ストーリーは割愛。
ジャズといえば、劇中にボッシュと相棒のジェリー(ジェイミー・ヘクター)が目的地への車の中で「いい曲だ」それに対してボッシュは「マイルス・デイビスのバグス・クルーヴーの中のドキシーDoxyだ。ソニー・ロリンズが書いた」
「詳しいんだな」
「少々」というやりとりもある。
ボッシュの家から見えるロサンジェルスの夜景がすばらしい。海が見える家も素敵だが、夜の海は不気味で見る気もしない。大都会の夜景は光の海でロマンティックな気分に浸れる。夜景を眺めながらバーボンかマティーニを手に「ドキシー」を聴くのは至福のとき。
アルバム「バグス・クルーヴーBAGS GROOVE」には、マイルス・デイビス(トランペット)、ソニー・ロリンズ(サックス)、ミルト・ジャクソン(ビブラフォン)、セロニアス・モンク(ピアノ)、ホーレス・シルヴァー(ピアノ)、パーシー・ヒース(ベース)、ケニー・クラーク(ドラム)というメンバーで構成されている。では、光の海の写真を見ながら「ドキシー」をどうぞ!
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