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男は仕事を離れても存在感を示せるか「ファミリー・マンある父の決断」2016年制作 劇場未公開

2017-11-14 15:57:12 | 映画

             
 ヘッド・ハンターを業とする会社で一、二を争うディン・ジェンセン(ジェラルド・バトラー)は、ライバルの女性責任者ともども社長エド(ウィレム・デフォー)に社長室に呼ばれた。「実権はしばらく渡せないが実績で勝ったほうを総括部長にする」と二人を競わせる。

 ときには不正行為や強引な駆け引きやウソも平気な、いわゆるやり手の男だった。仕事第一で家庭の行事、クリスマスやハロウィン、感謝祭の親戚の集まりなどを疎かにする。

 それに我慢ならないのは妻のエリース・ジェンセン(グレッチェン・モル)だった。どの国の男も同じで「高い生活水準、外国車や広い一戸建てなんかは俺がしゃにむに働いているからローンなどの返済もできる。今の仕事から変わった時、君も働くことになる。仕事のスキルがないと就職は難しいだろう」

 これに対してエリースは「あなたの言うことはよく分かる。でも、優先順位は分かっていないようね」夫婦は今、息子のライアン(マックス・ジェンキンズ)が急性リンパ性白血病、いわゆる小児がんで病床にあることで気が立っている。

 この事態は、ディンの成績に影響し社長からクビを宣告される。それを聞かされたエリースは、微笑む。息子も快方に向かい、入社時に取り交わした「競業避止契約書」の破棄の手紙をもらい自宅で得意のヘッド・ハンター業を開業。映画としては可もなく不可もなくといったところ。暇な時にちらりと見る程度がよろしいかと。
   
監督
マーク・ウィリアムズ出自不詳

キャスト
ジェラルド・バトラー1969年11月イギリス、スコットランド、グラスゴー生まれ。
グレッチェン・モル1972年11月コネチカット州生まれ。
マックス・ジェンキンズ出自不詳