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英語の会話力、圧倒的に不足。高3の実力、中卒程度と日本経済新聞(4月20日朝刊)

2015-04-25 16:43:54 | 社会

 何十年も延々と言われていることだが、どうして多くの日本人は英会話が出来ないのだろう。この記事の中で、英語教育に詳しい立教大学経済学部の松本茂教授は次のように話す。

 「学校の授業は文法や読解に大半が割かれ、自分の考えを表現し、会話する機会が圧倒的に不足している。海外研修などを通じて教員の指導力を高めることも必要だ」

 そこで出てきたのが「英語村」の事業らしい。大阪府寝屋川市、徳島県、岐阜市、横浜市など英語を母国語とする国の出身講師を揃えて運営するという。東京都も18年度から大掛かりな「東京グローバル・スクエア」というような名称で始めるらしい。飲食店や銀行、病院などのセットで海外生活を疑似体験する施設を検討中という。

 これには課題もあって、例えば韓国では04年ごろから自治体直営や民間委託によるテーマパーク型の英語体験施設が増加。しかし、欧米風の建物が並ぶ空間の維持や外国人の雇用に多額の費用がかかり、経営に行き詰る施設が目立ち始めているという。つまり費用対効果が問題だというわけ。

 日本も2020年の東京オリンピックに間に合わせようとするが果たしてどうだろうか。なぜ会話力がないのか。理由は簡単。使うところがないからだ。英語の教材なんて至るところにごろごろしている。

 戦後すぐの時期ではそんな教材なんてまったくない。会話の教師の話だが、アメリカ映画を教材にしたという。それに比べれば今の時代恵まれすぎている。それなのに会話がダメ。だから上のような施設を作るという発想だろう。

 しかし、施設は所詮学校の授業の延長だ。遊びながら、酒を飲みながら、美人を追いかけながら身につかないだろうか。こういう状況なら楽しいだろうなあ。

 一つ思いついたのが「ENGLISH ONLY」のレストラン、カフェ、居酒屋、百貨店やスーパーマーケットに医療機関などを揃えて、英語を老若男女が身近に感じるようになればいい。人の雇用は大変かもしれないが、政府は援助して何とかできないものだろうか。

 例えば、英語圏から来る観光客には、飲食代を無料にするとか。ただし、日本人の英語の相手をするという条件付で。

 要するに生まれた赤ちゃんが言葉を覚えるような過程を作り上げればいい。そうなると今の人には間に合わない。今年生まれた赤ちゃんが、高齢者になるまでの時間が掛かるだろう。それでもいいじゃなの。このまま英語の通じない国でいるよりは。

 これから人口が減少傾向にあるといわれていて、労働力の不足が確実になる。それを外国からの人で補おうとしても言葉の壁が立ちはだかる。介護の世界で日本語の習得を義務化しているが、こんなことをいつまでも出来るはずがない。フィリッピンの人なら何も日本語を苦労して習得しなくても、アメリカへ行けば事足りる。

 日本は第二言語を英語にして、性根を据えて取り組むべきだろう。でないと人手不足が経済の足を引っ張り、成長率の鈍化から二流国へと滑り落ちる。

 英語教育を大学まで受けて喋れないなんて、こんなおかしな国は日本と韓国ぐらいのものか。私が現役の頃、監査役の人が東大出の頭のいい人だった。日系銀行員の息子さんがロンドンで結婚式を挙げるというので訪れたときのこと、地下鉄で英語が通じなかったといって嘆いていた。これは日本の英語教育の瑕疵だ。

 その人はこんなことも言っていた。妙齢のイギリス婦人にぞっこん参ったらしくて「日本人の人種改良をしなくちゃいけないよ」お酒を飲みながら気炎を上げていた。確かに人種改良も必要かも。

 さて、ラブソングの英語の歌詞を見ると中学生でも分かる単語が並んでいる。「Love me with all of your heart」これは私の好きな歌手でもあるEngelbert Humperdinck(エンゲルベルト・フンパーディンク)の曲。

 この言葉を彼女から言われたら、男たるもの全身で愛を注ぐべきだろう。では歌詞つきをYouTubeでどうぞ! 魅力的な女性が一杯出てきますぞ。
        


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