これ、侮れなかったです。
講談社漫画文庫 2001年5月11日第一刷 15人の猫好き漫画家が実話を披露するペットマンガを集めたもの。こんな表紙 (すみません) だし、短編ばかりだし、「百鬼夜行抄」 の近くにあって目に留まったので、一緒に買ってきて、今までほっぽって置いたのですが・・・。他のマンガの合間にぼちぼちと読み、やっと昨日読み終わりましたが、わたし、何度泣かされたことか。
いや、悲しいお話ばかりじゃないんですよ。ほのぼの、飼い主さんの愛情がしみじみと感じられる、いいお話ばかりなんですがぁぁぁぁ。
のっけの石坂 啓先生からぼろぼろと泣いてしまって。涙もろいのは年のせいかしらん。一話づつ、夜寝る前に寝物語で読みました。猫好きさんはきっと私と同じように泣いてしまうはず。動物好きさんなら、分かるはず。永久保存本が又増えてしまった。
初出誌も初出年月もバラバラなお話を、よく集めたもんだ。総じて、女性作家のほうがエッセイ風というか、手塚 治虫氏と松本 零士氏両男性作家の作品が、掲載誌の関係もあるのか、ひとつのお話にはなってます。
もうひとつ「女性漫画家さんちの猫」 と言うのもどこかで見たから、買いたいです。皆さんには探してまで買ってと、お勧めはできないけど、見かけたらぜひパラパラとでも読んで見てくださいね。