朝日ソノラマ ソノラマコミックス文庫
たれぞ~さんにお借りしています。
読み進むうちにだんだんと面白くなってきて、ずんずん読んでしまいました。(なんちゅー感想でしょ)
アメリカの大都会、チャイナタウンにペットショップを営む、若く美貌を持つ男の中国人。オッドアイ (左右の目の色が違う ペルシャとか白い猫にいますね) を持つその男はD伯爵 (カウントディー) と呼ばれる。
動物で揃えられないものは無いと言われるこのペットショップでは、生きているものどころか 麒麟 や 龍、人魚から、はては古代中国に生息していたと言われる人喰いの妖獣 饕餮 (とうてつ) までそろっていると言う。そして彼は時折絶滅した種を痛んでその夢を見るのだ。
D伯爵はそれら希少なペットたちにかしずき仕え、彼らが自ら主人を決めた時、主人 (マスター) との橋渡しをしてあげるのだ。
もちろん、犬や猫、アライグマなど普通のペットも扱ってはいるが、彼らの声が聞け、人間の姿となって見えるD伯爵は彼らと人間との関係に心を砕く毎日だ。
このD伯爵様、私の厩戸の王子様にすこ~し面影が似ていて、ちょっと~ん、良いじゃなーい
しかも巻が進むにつれ、お茶目で可愛いところも見せるのよ。そういうところは厩戸さまは少ししか見せなかったから、いよいよ可愛いわ。
しかし、動物達に対する愛情と裏腹に人間社会がどうなっても知~らないというところがあって、なにやら不老不死の吸血鬼にも知り合いがいるようだし、彼の生い立ち及び一族はどうなっているのだろうかという謎が生まれる。
絶滅した動物が生きているように出てくるのは 「百鬼夜行抄」 のようだし、動物達が時に人間の姿に見えるのは 「雨柳堂夢咄」 のようだが、D伯爵は 「百鬼夜行抄」 の律にも 「雨柳堂夢咄」 の蓮にも似ていない。7巻の最後ではD伯爵とその父親、祖父の謎がついに解き明かされる。
市警のオルコット刑事と3巻の最後から登場するその弟のクリストファー(クリス)、も絡んで一話完結で進みますが、全体の謎も次第に分かってくるという仕掛け。最終話は7巻の半分を使った長いものになっています。ですが、この最終話はちょっとSFアクションになっていて、今までと違う雰囲気で私はう~ん少し違和感あったなー。謎が解明されて落ち着くんだけど。それと20年後くらい経った後のラストシーンも好きだけど。
今2回目読んでます。続けて読むのは最近無いことで、それだけ面白かったのですよ。日本を舞台にした新も出ているそうで、これも読みたいですねー。
ところで、厩戸さまといえば…。私が良く伺う なれのはて さんというブログについに山岸 凉子氏の 「日出処の天子」 の記事が載ってました~。とてもよかったので、山岸 凉子氏好きの方は読んで見てください。
なれのはて さんの → 日出処の天子/山岸 凉子
こちらと、私のブックマークに入っている 処天 のディープなサイトである
ソマリ宮 さん
を読めば、わたしは 処天 の記事書かなくてもいいかなと思ってしまうのです。
も一つPS.
つるさんが7月5日の ふたつの 「バビロンまで何マイル」 の記事にコメントをくれましたが、これがまたまたすばらしく、私の質問にも見事に答えてくれていますので、こちらの方もぜひ読んで見てくださいませ~。
たれぞ~さんにお借りしています。
読み進むうちにだんだんと面白くなってきて、ずんずん読んでしまいました。(なんちゅー感想でしょ)
アメリカの大都会、チャイナタウンにペットショップを営む、若く美貌を持つ男の中国人。オッドアイ (左右の目の色が違う ペルシャとか白い猫にいますね) を持つその男はD伯爵 (カウントディー) と呼ばれる。
動物で揃えられないものは無いと言われるこのペットショップでは、生きているものどころか 麒麟 や 龍、人魚から、はては古代中国に生息していたと言われる人喰いの妖獣 饕餮 (とうてつ) までそろっていると言う。そして彼は時折絶滅した種を痛んでその夢を見るのだ。
D伯爵はそれら希少なペットたちにかしずき仕え、彼らが自ら主人を決めた時、主人 (マスター) との橋渡しをしてあげるのだ。
もちろん、犬や猫、アライグマなど普通のペットも扱ってはいるが、彼らの声が聞け、人間の姿となって見えるD伯爵は彼らと人間との関係に心を砕く毎日だ。
このD伯爵様、私の厩戸の王子様にすこ~し面影が似ていて、ちょっと~ん、良いじゃなーい
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/eq_2.gif)
しかし、動物達に対する愛情と裏腹に人間社会がどうなっても知~らないというところがあって、なにやら不老不死の吸血鬼にも知り合いがいるようだし、彼の生い立ち及び一族はどうなっているのだろうかという謎が生まれる。
絶滅した動物が生きているように出てくるのは 「百鬼夜行抄」 のようだし、動物達が時に人間の姿に見えるのは 「雨柳堂夢咄」 のようだが、D伯爵は 「百鬼夜行抄」 の律にも 「雨柳堂夢咄」 の蓮にも似ていない。7巻の最後ではD伯爵とその父親、祖父の謎がついに解き明かされる。
市警のオルコット刑事と3巻の最後から登場するその弟のクリストファー(クリス)、も絡んで一話完結で進みますが、全体の謎も次第に分かってくるという仕掛け。最終話は7巻の半分を使った長いものになっています。ですが、この最終話はちょっとSFアクションになっていて、今までと違う雰囲気で私はう~ん少し違和感あったなー。謎が解明されて落ち着くんだけど。それと20年後くらい経った後のラストシーンも好きだけど。
今2回目読んでます。続けて読むのは最近無いことで、それだけ面白かったのですよ。日本を舞台にした新も出ているそうで、これも読みたいですねー。
ところで、厩戸さまといえば…。私が良く伺う なれのはて さんというブログについに山岸 凉子氏の 「日出処の天子」 の記事が載ってました~。とてもよかったので、山岸 凉子氏好きの方は読んで見てください。
なれのはて さんの → 日出処の天子/山岸 凉子
こちらと、私のブックマークに入っている 処天 のディープなサイトである
ソマリ宮 さん
を読めば、わたしは 処天 の記事書かなくてもいいかなと思ってしまうのです。
も一つPS.
つるさんが7月5日の ふたつの 「バビロンまで何マイル」 の記事にコメントをくれましたが、これがまたまたすばらしく、私の質問にも見事に答えてくれていますので、こちらの方もぜひ読んで見てくださいませ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_please.gif)