都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

銃・病原菌・鉄 (ジャレド・ダイアモンド):人口・密度と政治、地勢と国家相互の影響と発展が要因と理解

2013-06-10 05:30:12 | マクロ経済

 有名な大著。知見から得たものは、農業生産から人口のクリティカル・マスから人口密度が生じる。政治の段階が進み、智の創造(言葉、テクノロジー など)につながる。地勢で東西への文化の伝播があり、国家が競うことで影響、発展が生じる。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 都市計画も同じで人口・密度・都市間競争がより都市を成長させる。空間経済学にもつながり知的興奮がある。また都市の衛生管理、農業と都市の区分、政治の中枢などの理解も深まる。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 知見は:<o:p></o:p>

・農業と家畜は定住化と社会発展の基盤<o:p></o:p>

・食料余剰による専門家育成が鉄や銃、軍隊になり征服戦争と病原菌<o:p></o:p>

・政治の単位は部族、首長、国家、帝国など<o:p></o:p>

・農耕民族化はさまざまなトレード・オフ決定の副産物で結果、意識的ではない<o:p></o:p>

・東西に長い大陸は、同じような気候・気温であり食農作物・家畜の伝播が早い<o:p></o:p>

・病原菌は感染固体が多くなるように自然淘汰されより広く長く感染するように感染力が弱まったり変化したりする<o:p></o:p>

・都市の勃興と下水、下肥からの感染、家畜からの感染<o:p></o:p>

・発明はサプライ・サイドで好奇心の産物、先行国は今までの生産方式に拘るため新興国が有利、一度決まると不便が分かっていても変えない<o:p></o:p>

・中国の発展は早かったが、海岸線が単調で政治的統一があったため、宦官と敵対派の抗争など内部で政治争い。結果、海外航海の禁止、水力紡績の禁止、時計技術の停滞など機械・技術から手を引いてしまった。海外航海がないため閉鎖国家となりヨーロッパに抜かれる。<o:p></o:p>

・カオス理論はワイルドカードで文化と人の発展と特異性・影響<o:p></o:p>

・歴史科学は大切だとのまとめ<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

名著は読み返しても楽しめる<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする