天六の交差点近くで入場料は600円(企画展示とセットは800円)現在、船場の企画をしており参考に訪問、アジア系が多く、「なにわ町屋」は体験和服の方々で賑わっている。なんだか太秦映画村みたいだ。
江戸の街並み再現では道路は2間くらい、両側に側溝が軒線下にあり、木の蓋が載る。奥には背割り排水。奥に便所、風呂、井戸。竃の上は火袋。「大阪建」は本二階建が多く、玄関に上下の引き上げ戸(二重で木戸と格子戸)は京都の町屋では見かけない。(京都では西陣京極の大市の跳ね上げ戸が古いので有名)、取外し型の敷居(車での搬入の対応)がある。軒は京都町屋のカンチレバーの梁(人見梁)ではなく、金物で吊っている形式だが江戸時代に金物があったのかどうか訝しい(ご存知の方、ご教授下さい)なかなか作りこみが丁寧で楽しめた。
モダン大阪は模型が多く、堺筋の小西儀助商店、沢の鶴の界隈は楽しめた。川口居留地や空堀の長屋、団地など興味深い。できれば詳細な地図とともに街の歴史の解説、大阪全体の発展の歴史など大づかみな解説が欲しかった。船場と船運、東西横堀、堺筋の賑わいなども大坂から大阪への変革期も題材にして欲しい。
天六の街はタワー・マンションが多くなりつつある。商業の街から都心隣接のマンション街に変貌中だ。ラーメン店も多く、日本一長い天神橋筋商店街の北端でもある。