都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

とん平 丼池店(大阪 南船場):油、塩っぱさ、活気と親切、若い胃袋を思い出す

2014-12-12 05:07:22 | 食べ歩き

 30数年通った心斎橋店が閉店。丼池店は盛業で今のうちにと訪問。野菜炒めとカキフライのハーフ&ハーフ(セット)は860円。カウンターの店は持ち帰りの弁当も含め、二人で切り回す。目の回るような忙しさで、注文、料理、盛付、会計、片付けを繰り返す。その合間に一番人気の野菜炒めのフライパンをあおる。今は無い、京都市役所横のアローンのオムライスに比肩する重さと回数のフライパンの動きだ。

親切に野菜炒めは卵抜きにしてもらった。ひとり分のハーフでもレードル半分の油で炒める。野菜炒め、塩、化学調味料と何かをふりかけ醤油で仕上げる。一口目、塩っぱいと感じた。昔はソースをかけて食べていたのは若かったからか。

カキフライは3個で厚めの衣が剥がれ易い。普通の懐かしいお味。横には甘い醤油味(挽肉に味付けか)がついた独自のコロッケとスパゲティ・サラダが控える。

ご飯には、卓上で取り放題のハリハリ漬を載せる。味噌汁は豆腐と若布でイリコ出汁が懐かしく七味をどしどし入れるとメリハリがつく。

店屋の味を越えた闇市場みたいな味だ。心斎橋店は80年代頃に市場の片隅にあり暗いカウンターだった。30数年前、ここで、先輩である同窓の設計のYさん(梅田センタービルなど設計)と会ったのが昨日のようだ。

懐かしいお味だが、油と塩っぱさに圧倒された。70年代の高度成長期を思わせるお味と感じた。なお、2階には鶏料理のどぎゃんが、南にはおじやうどんのうさみ亭マツバヤもある丼池グルメ交差点だ

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