都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

STAP細胞問題とはなんだったのだろうか:理研の対応に疑問

2015-02-22 05:17:02 | マクロ経済

 公平を期するために述べるが、当方は小保方女史とは早稲田大学の分野違いの都市計画で学位だ。しかし、公平な立場を自負している。それにしても、今回の騒動は過程、結論、責任がわからない。

1.過程

ネイチャーに2本も論文が掲載された。この過程のコ・オーサーを含めどういう関与と実証だったのかまるでわからない。利権がからむバイオはそんなに実証や査読に陥穽があるのか。

2.結論

どうやら小保方女史の捏造やES細胞の混入らしいという見解だが、「らしい」というのは科学ではない。理研の調査があいまいだ。もし、捏造というなら司法の場に対応できる証拠が必要だ。

3.責任

今回の理研の処分はまったく納得がいかない。小保方女史の捏造としてもマネージメントの責任はどうなったのだろうか。小保方女史に「確認費用請求」などするのなら、経営層に「日本の科学の信用失墜」や「捏造の見落とし」の責任として賠償請求があるべきだろう。今回の事件はある種、日本の科学におけるエンロン事件だ。つまりは「ないような(将来の収益の現価計上)ものでの粉飾」と同じだ。この時は、片棒を担いだ会計事務所の破綻もあった。

エンロン事件( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%B3 )

アーサー・アンデーセン

( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%83%B3 )

理研には税金もつぎ込まれている。透明性、公明性、公平性の欠如はないか。なにがどうなのか真相の究明が求められるべきでは

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする