メッキが剥がれた維新の党。橋下市長はもとタレントみたいな弁護士で飛田新地の顧問でもあったと聞く。しかも不倫など醜聞に耐えないが、利権にさといようで大阪にカジノ誘致を図っているようだ。
横山ノックはタレントであったが、知事にまでなり、挙句のはてにはセクハラで辞任となった。地位にともなう品格が政治家には必要だ。橋下市長にもタレントに準ずる経歴があるが品格は感じられない。このような人格を市長に据えているのは疑問だ。
橋本氏の大阪への対応で疑問なのは大阪府知事時代WTCを大阪市から買取り府庁として使ったことにある。公共窓口でもある府庁について
①利用者の利便性が悪い
②建築の耐震性に疑問、追加投資
さらに、防災中枢として想定される大地震への対応懸念もある。
これだけでも行政訴訟の対象とならないのは不思議だ。当方の見解として、大阪市の区の統合は良いと思うが、大阪都にする意義は金銭的にも、行政的にもないと感じている。
さらに、大阪市に求められているコンパクト・シティ化を促進するのではなく、南港や北港などへの府庁移転やカジノ(IRというらしい)への拡大策に傾倒し時代を読み違えている。例えば、船場地区の職住混合化の進展があるが、市内の住みやすさ、アメニティ向上なとの発想がないのは都市計画の理解不足と言わざるを得ない。
さらに南港ポートタウンも少子高齢化などの課題が多く、 南港ポートタウンの再生に向けて「(仮称)咲洲ウェルネスタウン計画」が策定中となっている。http://www.city.osaka.lg.jp/suminoe/cmsfiles/contents/0000299/299362/27.pdf
このように湾岸部の埋立地では既存の施設・インフラの集約・再生・発展という「守り」の行政が求められているのに、「北港へのカジノ」という「箱もの集団」は更なる負の遺産形成になりはしないか。
むしろ必要なのは「関西州」制だ。国から外交と軍事以外の権限移譲により州の自の税金、予算を持ち、関西を統一する。府県は統一し廃止する。但し、京都・大阪・兵庫などの政令指定都市は核都市として存続が良い。関西は「ひとつひとつ」をまとめることと、独自性のある中核都市の差異とクラスターの活用の2つが要点だ。
政治家でマクロが見えず、利権や箱物投資であるカジノなど思いつきが多すぎるのは小人の証だ。詭弁と恫喝と思いつきよりも知恵と協調と合意形成だ。