都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

成蔵(東京 早稲田):行列のとんかつは趣味にあわず

2015-02-19 05:13:30 | 食べ歩き

 11:35に到着すると30人程並んでいる、12:45に入店、13:05に提供、13:30に出店した。早稲田理工学部の院生(ドクターか)が後ろに5人。大声で話している。(注意しようかと思った)後輩たちもこういう値段の店に来るようになったのかと隔世の感がある。(いまだに40年前にあった食べ放題のシェーキーズ、喫茶ルノアールはある、なつかしい)

 並んだからには雪室熟成豚シャ豚ブリアン(フィレ)3,700円にカキフライ2個(680円)を付ける。4,380円は鰻屋の値段だ。

 中では、マスターと盛付の男性に女性3人。手際がよい、会計はまとめてに「協力」方式。

 フィレは3個が6:4に切られている。岩塩、辛子、醤油(持ってきてもらった)、ソースで試すが、岩塩+辛子がもっとも良い。ふわふわ衣は底に油が残る。おいしいといえばおいしいが、大きなフィレは食べにくい。フィレ独自の酸味や豚の臭いを感じる。

 カキフライは平たくして揚げている。銀座のとんきに似ている。あっさりおいしく醤油があう。タルタル・ソースはきめ細かく粘るタイプで今一つ。普通においしい。

 お肉とカキフライでお腹がいっぱいになりご飯のお代わりはしなかった。ガルニなどについてはあまりよくない。

 ポテトサラダは凡庸、キャベツは切ってから時間がたっており瑞々しさがない。(ポリ袋に入れて適宜盛り付け)何故か、小皿に枝豆がついてきたが首をかしげる。漬物は自家製ではない胡瓜、蕪、タクワンの薄切り、キャベツのもみ込みで化学調味料と塩分を感じいまいち。

 恐らく豚汁は客層として多い学生向けの対応だろう。豚汁は肉が多いが、強烈に「豚」の味がして折角のフィレの味を阻害する。この繊細なお味のとんかつなら出汁をしっかりとった赤出汁が良いと思う。豚汁の味自体は悪くなく、これで美味しい糠漬けがあれば三杯飯ができる出来栄えだ。

 今回は滅多に来ないだろうと最高額の大きなフィレを頼んでしまい趣味に合わなかった。秀逸なとんかつだと思うが、ガルニ系は見直しの必要がある。

 高田馬場なら、とん太がやはり良いな

コメント
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