フィナンシャル・タイムズ関係者の著作であり、マクロ経済の教科書ではない。論点は乱雑でまとまりがない。
趣旨は
①GDPに算入できない生産がある
・主婦の家事労働→外部委託なら算入できる
・非合法活動:麻薬、売春など
②資産の計上がない
・GDPはP/Lであり、B/Sがないのは当たり前
・ピンカーはそのため、GDP成長率と金利の比較をした
③GPI( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B3%E5%92%8C%E5%BA%A6%E6%8C%87%E6%95%B0 )の提案
・根拠がよく分からない
・一人当たりGDP、資産の偏在、ジニ係数、環境と犯罪などの要素をとりまとめて意味があるのか、その重みづけの検証は→逆に前記の指標などをまとめて例示し、重みづけ評価で表現が良いので
・北欧の高い「幸福度」と陰惨な北欧ミステリの掘下げが欲しい
まとめると、新聞会社が書いた経済関係者ならよく知っているGDPの陥穽の指摘と内輪のGPI宣伝のようだ
訳ももうひとつでおすすめしない