台風15号は千葉を直撃。ウェザーニュースによる台風進路と停電の相関の図示がある( https://weathernews.jp/s/topics/201909/120115/ )見事に、台風の風の強い右側(千葉)の被害が大きい。
千葉は半島であり、東京からの電力送電に頼る地政学リスクがある。(和歌山県南部も同様だ)しかも、送電塔が2本倒壊、電柱の倒壊多数となれば、バイパスの確保もできず修復を面的に進行させるしかない。また、電力がないため水道の給水が停止している。これは水道局という社会インフラと、マンションなど給水の個別インフラの陥穽だ。
今回の台風災害で学ぶべきことは
①送電網の再点検:関西でも古い送電塔は見かける
②バックアップのバイパスの用意
③電柱の地中化:倒壊での周辺被害と電線の保護
が必要となろう。
そのためには、コンパクト・シティ化をすすめ、重点的に守るエリアを決定し、集中的に整備すること、その都市に避難所を用意すること、避難の移動手段の用意 が現実的と思う。広域行政と合意形成が必要となる。千葉県と千葉市が先導すべきだ。
いまや、すべての都市と集落を守れない時代と気候になっている。いざという時の城を作り籠るのも手だ