朝から、檜の露天個室風呂を楽しむ。朝靄が山にかかる、秋を感じる。本当に幸せと思った。
朝食も盛りだくさんだが、憧れの朴葉味噌が良かった。鰈の焼物をのせてさらに楽しむ。これをおかずにお粥を2杯お代わり。塩昆布と鼈甲餡がうまい。味噌汁も鍋で、茸がたくさんで山国を感じる。
ゆったりして10時前に白川郷( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E5%B7%9D%E9%83%B7 )に。まずは、展望台へ坂道を上がる。素晴らしい晴天で久々とのこと。空が碧い、緑が濃い、水が清い。そして三角の合掌造りが並ぶ。写真のサーヴィスがあり、シャッターの前には「しらかわごぅ~」と合図を出す。
まずは和田家(元庄屋)へ。見事な合掌造り( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%88%E6%8E%8C%E9%80%A0%E3%82%8A http://www.akita-gt.org/study/meisui/shirakawagou.html )近くに池があるが融雪のためとのこと。
白川郷は両側が山、南北に庄川が流れる自然堤防も混じった平野だ。たまたま用地があったため集落が形成されたと思われる。三角屋根は雪下しの対応と茅葺は断熱性(熱源は主に囲炉裏)にあり、川には茅があったという条件だと思う。合理的な村落形成で、しかも融雪の池と用水(山からの水)もある。さらに、上の暖かい温度部分を利用した養蚕が発達したのだろう。
見ていると、違いがある。
①屋根の角度
・60度と45度の2種類ある
②屋根の地面からの高さ
・地面近くまで伸びている場合もある
③妻壁の角度
・妻側の屋根が斜めの場合は、妻壁も斜めで上が出っ張り、アムステルダムの建築のよう
黒色火薬の煙硝も産業だったようだ( https://www.yamagen-jouzou.com/murocho/hakkou/hakkou11.html https://tanken.com/kayaku.html)
一息、ぜん助で憧れの五平餅を堪能。
お昼は狙いの蕎麦屋に行くが大行列、揺れる であい橋( https://www.jsce.or.jp/committee/lsd/prize/2003/works/2003b2.html )はPCだがゆらゆらゆれる。鉄筋とコンクリートの組み合わせが破断しないか不安になる。その先の蕎麦打ち道場で手作り蕎麦とお茶で一息。空いていてゆったり。
荊妻の発見はすすきと向日葵が同時の風景。ひだっち との記念撮影もした。
このあと、明善寺郷土館を見学し、昔の農機具展示も面白かった。トラクターの歴史( https://blog.goo.ne.jp/n7yohshima/e/4a3537fda9d4b16b5515a42b2cbf19e5 )を思い出した。
このあたりは真宗が強いというのがよく分かった。白川郷は浄土真宗照蓮寺領でもあった。和田家にも催事用具の展示があった。
さらに、白川八幡神社に参拝。昔は神仏習合だったようだ。アニメの聖地であるらしく、絵馬にアニメが一杯。
さらに上がると稲藁干しが見事。しかも段々になっている。また、各所にあるすすきの群生は見事だ、ちょっとアメリカすすきが入っている大きなのもある。逆光のすすきほど秋を感じるものはない。なお、曼殊沙華は見かけなかった。
村の管理なのか冬の薪の小屋が共有地にある。乾燥させているのだろうか。
充分見てバス・ターミナルまで下るが、アジア系観光客のマナーは問題だ。水田やお花畑に勝手に入る。勝手にすすきをとってきて手に持ち写真を取り合っている。
バス・ターミナルは大行列、しかも荊妻によると白人観光客の横入がすごい。ラテン系の言葉だ。マナーの理解は大変だとつくづく思った。世界遺産の弊害だろう
帰りは、遅れたバス(50分)に乗るが、JRに間に合い2時間半で名古屋。行列に並び台湾ラーメンに驚嘆し締めくくる。
新幹線で40分弱、そして地下鉄で帰洛
2万1千歩で、足に疲労を感じる、荷物をさっと片付け、寝てしまう。
秋の気配で気持ち良いが、疲れすぎてなかなか寝られない、シーブリーズを塗るとほっとする。自宅はやはり、ゆったりとする