文字数を少なくするため鷲獅子(しゅうしし)と書きましたが、つまりグリフォン
旧市街のクレントガッセKurrentgasse12番地の建物外壁を飾る
グリフォンと
プット (「鷲と子供」としているサイトもあります)
このグリフォンの写真は日本語Wikiの記事にも載っています。
クレントというのはワイン税の徴収官だそうで、中世から近世にかけて、この通りにクレントの事務所があったので、18世紀初頭から、この通り名が使われるようになりました。
建物の建築年代は不明ですが、良く保存されたバロック時代の民家です。
この辺りは中世には
ユダヤ人居住地で、クレントガッセはユーデンプラッツJudenplatz(ユダヤ広場)につながっています。
ついでにユダヤ広場の写真
突き当りに3軒並んだ建物の右端(建物の部分のみ)がクレントガッセ12番地です。続く2軒のアドレスはユダヤ広場。
中央に
レッシングの記念像があり、左端に一部写っているのが
ホロコースト記念碑です。
ここに住んでいたユダヤ人は15世紀半ばの
ポグロムで追放され、あるいは焼き殺されました。理由は根拠の希薄な言いがかりでした。
この広場は静かなので奥に見えるカフェテラスは快適です。