暫く「そこらへん」を紹介していなかったので、久々の「そこらへん」はウィーン15区にあるニーベルンゲン地区(Niebelungenviertel)です。
地区の中心はクリームヒルト広場(Kriemhildplatz)
中世の叙事詩と直接関係があるわけではなく、20世紀に入ってからニーベルンゲンの主要な登場人物を広場や通りの名前に使ったものです。
古い叙事詩らしくグロテスクなところもある残酷な悲劇です
リヒャルト・ワーグナーの4夜からなる楽劇「
ニーベルングの指輪」はオリジナルのストーリーとは色々違いますが、やっぱり少々グロテスクでアルカイックです
観光名所ではないのでドイツ語Wikiの記事しかありませんが、ニーベルンゲン地区の建物は歴史主義、ユーゲントシュティル、その直後のキュービズムなどの建築が混在していて面白いです。
ドイツ語WikiのNiebelungenviertelに沢山写真があります