みみずのしゃっくり

みみずのしゃっくりのように役に立たないことを不定期に書き込むブログ。
専属スターはいませんが、猫っぽい内容です。

ななみみず前身「みみざこ連」




仔ニャンコ・仔ワンコが新たなお家に迎えられるには、いつ頃が良いのでしょうか?
いわゆる「8週齢」問題については、こちらをご覧ください。六つ子の仔猫の動画もあります。

最新記事は、この下です↓
通常1日おきに更新の予定ですが、2日おき、あるいは3日おきになることもあるかも・・・(^v^;)

新しい教科書で笑う

2014-11-06 | おきにいり

アラビア語コースの新しい教科書です

これまでは、レバノンの小学校の教科書を読んでいましたが、今学期からはドイツで出版されたアラビア語教科書です





国語教科書と外国人用××語教本は本質的に違います。やっぱり、外国人にとっては、外国人用教本の方が学習しやすいようです。
この本には面白いショートストーリーが多いので、ちょっと拾い読みしたのを紹介します


その1)オオカミの首
ある日、ライオンとオオカミとキツネが一緒に狩に行き、ロバとシカとウサギをしとめました。
ライオンがオオカミに向かって「この獲物を分けろ」と言いました。
オオカミは「それはごく簡単です、ロバはあなたの分、シカは私、ウサギはキツネの分です」と申しました。
するとライオンは怒ってオオカミの頭を殴ったので、オオカミの首は飛んでいってしまいました。
ライオンはキツネに向かって「それじゃ、お前が分けろ。」
オオカミと同じ運命を恐れたキツネは
「ロバはあなたの昼食、シカはあなたの夕食、ウサギはあなたの間食です」と申しました。
ライオンは満足して「実に良い分け方だ、だれから、そういうことを学んだかね?」
キツネ「飛んでいったオオカミの首からです。」
(「カリーラとディムナ」に出てきそうな話です)


その2)盲人のランプ
村人が夜歩いていると、向こうから水がめを担いでランプを手にした盲人が歩いてきました。
(よく知った道なので、目が見えなくても大丈夫なのです)
村人は「あんた、盲人なのに、なんでランプを持ってるんだね?」と尋ねました。
盲人は「暗いところで誰かが私にぶつかると、せっかく汲んだ水がこぼれるのでね。」
塙保己一の「目明きは不便なものだ」というエピソードに似てなくもないような…)


その3)腺病質な子
母親が小学校の先生に申しました。
「ウチの子は、とても繊細なので、きつく叱ったりしないでください。隣の子を殴ってくだされば、それだけで怯えます。」







ターコイズの歌声

2014-11-03 | おきにいり

もう大分前にアップしてあったYouTubeをやっとご紹介いたします

レバノンの歌手ファイルーズのことを知ったのは、ダマスカスのゲーテ・インスティトュートでアラビア語集中コースに参加したとき。
フランスでは知られた名前(レバノンとフランスは伝統的に交流が深い)ですが、ドイツ語圏では、あまり知られていません。
彼女の歌には名曲が多く、アラブ圏ではウム・カルスームに続いて深く敬愛されています。

ファイルーズは芸名でトルコ石(ターコイズ)という意味です

直接書き込めないのでペイントメニュー経由でアップ

特に私の気に入っている曲「アルジューイ、アルフ・レイラ」と「ランマー・バダア・ヤタテンナ」をやっとYouTubeで見つけたのです。
残念なことに彼女が活躍していた時期、アラブ圏ではコンサートのライブ録音が殆どで、録画の質も良くありません。
雰囲気だけお楽しみください。発音のカタカナ表記もアバウトなのでご容赦ください


「ランマー」のフィナーレ部分




「アルジューイ」と「ランマー」が聞けます


前半が「アルジューイ」、後半8分25秒あたりから「ランマー」になります


ウィーンでは伝統的アラブ音楽のコンサートを何回か聴きましたが、間奏を入れながら歌と演奏を続けていくスタイルが一般的。
更に、歌がかなり長いのです。

長い歌なのでアラビア語コースの教科書には「アルジューイ」の歌詞のほんの一部のみ載っています。それを拙く訳してみますと…

戻って来ておくれ千の夜よ(アルジューイ、アルフ・レイラ)

戻って来ておくれ千の夜よ 香りの雲よ
愛の激しい渇きは 朝露に癒される
私の憧れは長く 私の命は短い
豊かな楽園の物語は 永遠に続く…


「ランマー・バダア・ヤタテンナ」は「あの人が来るとき」と解釈していますが、印刷テキストがないので(ググる時間を省略しているので)内容不明。でも、イベリア半島が「アル・アンダルース」の名でイスラム王朝の領だった頃と関係があるようです。そのうちググって何か見つけたら、またご報告いたします。


ファイルーズ
ウム・カルスーム
エジプトのアラビア語は他の国々のアラビア語とちょっと違います。但し、綴りが同じで発音が違うという場合が多いです。
まあ、ドイツのドイツ語、オーストリアのドイツ語、スイスのドイツ語が夫々違うようなものです。
標準アラビア語(コーラン基準)はアラブ諸国共通ですが、口語は国ごとに色々違い面倒です。


アラビア語関係の以前のみみずボログ記事
婆が縫う痔
こほる
シリアの顔
ロバ勲章余談
ふん、くだらん
以下略…








うみまち

2014-11-01 | そこらへん

見たくもない絵鯔の図が長く居座りましてすみません やっと、ほやほや駅の続きです


駅を出て何もない土手っぷちを登りますと…

1)こんな水溜りが見えます


2)


3)水溜りの向こうには建設中の団地

この日は土曜日で工事はしていないようです

4)道が続いているので行ってみます


5)振り返って見た駅の入り口


6)途中から木製の「渡り廊下」付き


7)向こうの高架線を走る地下鉄


8)ウィーンの森の丘陵も大分遠くに見えます


9)更にトコトコ


10)高架線の向こうに黄色い畑


11)だんだん「てっぺん」に近づきます


12)水溜りの端っこ


13)逆光の水溜り


14)雲が映っています


15)「渡り廊下」の最高点


16)逆光の雲


17)


18)


19)「渡り廊下」を駅に戻ります


20)ホームにあるベンチ

これが幾つかありますが、少ないような…人口が増えたらベンチも増えるのかな?

21)着いたとき気がつかなかった発電用風車


22)あと4分でカールスプラッツ行きの電車が発車(ここは始発駅)



というわけで、この駅の周辺、実は今のところ何もないのですが、その「何もなさ」がすがすがしく、雲もきれいだったので、恒例ピンボケ写真を羅列しました。ホームで見たほかの人たちも、私同様、様子見の人たちだったようです。


この駅はSeestadtゼーシュタットという名前です。SEEゼーは海(女性名詞)と湖(男性名詞)の両方の意味があるので、この場合は「うみまち(湖の町)」ということになります。
人工湖(と言うより池)らしいですが、あるいは昔のドナウ水郷名残りの水溜りを拡張したのかも知れません。
先ず地下鉄(ここは高架線)を延長して、都市開発工事が進められるようです。そのうち水溜りも池らしくなり、周囲に公園ができるのかも…


Seestadtについてはドイツ語ウィキしかありませんが、幾つか写真があります。
カールスプラッツ(英語)