連休中は善通寺五重塔の二階まで登れるとのニユースをキャッチ。
一度行きたい場所だったのでいい機会と行くことにした。
地元暮らし一筋の妹のきんかんも行ったことがないので同行することになった。
距離は四〇キロで一時間走れば着くが四国中央市とは歴史や文化がかなり違う町だった。
五重の塔内の撮影は禁止だったが二階回廊より境内を撮影。
クスノキの芽吹きが目を引く。
樹齢1200年以上の巨大クスノキが2本もあった。
5重の塔見学は2階に登り回廊を回るだけだが見学者が多く30分以上一階で待つ間に五重塔心棒は地震対策のため宙に浮いているとは聞いていたが本当に太い心棒が6センチほど床より上にあるのを見たときはどうして浮いた心棒で5重塔を支えられるのかと少し考えたがとにかく感激した。
大勢の人と一階で待つことになったが総ケヤキ作りの中での待ち時間は心地いいものだった。
きんかんが”四国八十八ケ所霊場お砂踏み”に行きたいというのでついて行った。
八十八カ所のご本尊を祀りそのお寺のお砂を前に敷きその上に赤いじゅうたんを敷いている上でお参りする方法だが入り口で5円玉100枚買うことになる。
入場料は無料。
私は2週間ほど前初めて川之江四国八十八カ所 めぐりをしたばかしだった。
何も知らないで参加したが毎回参加している人たちはたくさんの一円玉を用意してお供えしながらお参りしていたのを見ていたのでこれが作法だと思ったがきんかんは少し驚いていた。
5円玉をお賽銭箱に入れながらご本尊の真言を唱えながらの八十八カ所めぐりはあっという間に終わる。
きんかんは一度回りたかったらしい。
その場所にチベットからやってきたお坊さんによる大理石を砕いた砂で書いた極彩色のマンダラが展示されていたが深みのあるいい雰囲気のもので入口には平成25年に寄贈された中村晋也による釈迦十大弟子像が展示されていたがドキッとさせられる作品だった。
初めは暗い場所はいやだと言っていたきんかんだが弘法大師生誕の地に建つ御影堂地下の”戒壇めぐり 宝物館見学”もした。
真っ暗な地下の壁を左手で伝いながら行くと中間どころでゆっくりと明るくなり厳かな弘法大師さまの声が生き方をさとしてくれる。
私の服を持ち目をつむってついてきたきんかんだったが意外とよかったらしい。
宝物館の昔の仏像や写経も見応えがあった。
善通寺の塀の周りにはいろんな人たちの寄贈による五百羅漢像が祭られていた。
昨年見学した雲辺寺の羅漢像を思い出す。
派手な宣伝をしてお金をかけたテーマパークが経営不振になる話はよく聞くが長年人集めに成功している神社仏閣を見習うべきだと思う。
善通寺周辺には弘法大師さまゆかりの地域で見学したい場所がいろいろできた。
再度来てみたい。
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