子どお食堂後の散策の目的地の一つ暁雨館へやってきた
暁雨館の玄関前にアケビが飾られていたが訪れると毎回ホツとするものが飾られていることが多い。
書道パフォーマンスの作品が飾られているのは初めて。
今回は企画展”山と人”~法皇山脈にまつわる祭りや行事を訪ねて~
とても楽しみにしてやってきた。
ただ雄大で美しいと眺めていた身近な法皇山脈の構造の説明からがよかった。
その山を修行の場とした修験者もいた。
修験者が彫った仏像。
神社も沢山あり水波峰には水波神社がまつられ今は途絶えているが水波踊りが奉納されていた。
暁雨館のある土居地方ではやまじ風が吹く。
法皇山脈にある豊受神社にはやまじ風が吹き始める洞窟がありやまじ風を抑えるお祭りがあるのがとても興味深かった。
やまじ風を抑えるためお祭りではその洞窟に365個のお餅を投げ込む。
数百年続けてもやまじ風がなかった年はないだろう。
そのお餅を神社に運ぶための道具。
お餅を背負い急な山道を大勢でのぼる様子がビデオで紹介されていた。
今コロナ真っ盛り。
マスク、消毒、予防注射と科学一辺倒で対応しているがなかなか収まらず世の中ぎすぎす感や分断が始まっている。
やまじ風もコロナも同じ自然現象。
自然現象はいつかは収まる。
科学が発達してなかった頃は神仏にすがるしかなかった。
みんなが貴重な食料を提供してお餅作りや神様が助けてくれると信じて急な山道を登り洞窟にお餅を運ぶ作業は免疫力UPにつながると思うし連帯感もわくだろう。
科学一辺倒でなくこういう方法も行政側にとってほしかった。
もっとゆっくり見学したかったが金砂湖の水量観察に行く計画がまだある。