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失礼な病名・生活習慣病

2013年03月11日 16時15分27秒 | 栄養学
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887323596704578353331121283530.html?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesSecond
4大文明でつくられたミイラ137体の研究から、動脈硬化等の生活習慣病又は
現代病と言われているものは、古代からあったと報告。

私が前のブログでも書いたように、生活習慣病と言う病名は、本当に失礼な名前です。
原因が解っていない病気を、国民一人一人の責任に転嫁し、診療費を削減しようと
する、国家官僚=知恵者の嫌らしい下心が見えます。

むしろ現代医学の知識からすれば、慢性炎症性原因不明症候群とすべきである。
実際、慢性の炎症を示すCRPと言う検査がひっかかります。
動脈硬化も慢性の炎症であるところまでは分かっています。

其処から先は早い者勝ちです。つまり胃潰瘍や胃がんが感染症と分かり抗生物質を
使用する時代です。子宮頸がんもウイルス感染症としてワクチンをうつ
時代です。分からないときはウイルスのせいにすれば大体当たると
書きましたが、正に其処がポイントです。

貴方が研究者なら血管内皮の慢性感染症に絞った方が早く原因を発見できると
言う事です。ノーベル賞も視野に入るかも。なんでも分かってしまえば単純です。

え? “油との関係はどうなっているか?” ですか?

これも研究の結果単純な事が解っています。植物油のリノール酸≒アラキドン酸は、
炎症や痛みが起こる時に利用される油脂ですが、これからつくられる炎症や痛み
を起こす物質=プロスタグランディン=PG、ロイコトリエン等=LTは、
激しい炎症を起こす事が解っています。その激しい炎症が逆に
細胞の機能を著しく阻害して、病気を悪化させるのです。

EPA,αリノレン酸から作られたPGやLTは、軽い炎症を起こし組織をイタズラに
阻害しません。従ってステロイドの使用も必要なく又は少なくて済みます。

更に脳の大切な脂=DHAの作用を阻害しませんが、リノール酸≒アラキドン酸系
は阻害します。又αリノレン酸やEPAから肝臓でDHAに合成されるのです。

分かりやすく言えば、リノール酸が社会の癌=ヤクザとすると、αリノレン酸、EPA,DHA
は、社会を支える善良な働き手であり、人間社会の頭脳と言う事になります。

分かるかな???





コメント (2)
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