
http://www.nikkei.com/article/DGKDZO53424460R30C13A3NN1000/
バーナンキ議長、複数の国の金融緩和を歓迎。

つまり、一言で云えば、日本のお金が欲しいと言う事です。運用技術は英米アングロ
サクソンが飛びぬけています。いくらお金をあげても、日本の金融機関は分析
能力・金融分析能力がないことは分かっています。

前回の小泉首相の時も、Japan Money が世界に流れ、それが欧米のバブルを作った
一因でもありました。今回も欲しいと言うわけです。
ユーロは見ての通り、ドイツのお金が頼りになりますが、ドイツは緊縮財政を、支援の
条件にしますから、革命騒ぎや騒乱が絶えません。日本でもとうとう我慢できずに
今回の阿部総理誕生になったわけですから、欧州もそうなるでしょう。
米も共和党の反対にあい金融緩和の持続に赤信号がともっています。
その観点から見れば、実はイエール大学の浜田教授は、FRBの使者とも考えられます。
議長の口から直接お金が欲しいとは言えないので、お墨付きを与えると言う方法で
阿部さんに浜田氏を紹介したと言う事も考えられます。
今までの官僚・財務官僚べったりの自民党が、アホ過去官僚と名指し対決するとは、
常識的には考えにくいです。やはり、共和党の反対にあい緩和が十分できない
FRBの“助けてサイン”と見るべきでしょう。これで、浜田氏はノーベル賞に
一歩づいた可能性が有ります。FRBの後押しが有ればいけるでしょう。
さて問題は、FRBの期待に応えるべく、日本の金融緩和=市場への金の垂れ流しは、
期間の持続と量が問題になります。前回のブログで日銀当座預金は100兆円弱
と予測。白川総裁の時に2014年3月までは、FRBも緩和を続けると
予測しましたが、問題は今回の日銀が何時まで残高を維持するかです。
残高が急減した後は、第4波を形成し、その後1年間は最後の波の第5波を形成すると
言いました。つまり緩和中止後1年後に大暴落が起こるわけです。
緩和の仕方や持続期間に拠っては、この株式上昇が日本の好景気の始まりになる可能性も
有ります。つまり先に1990年にバブルがはじけた日本が、先頭切って回復を
見せる可能性もあると言う事です。
その条件は、今回のバブルがはじけた時・2016年以降・いかに日銀が
金融緩和をするかにかかっています。高橋是清氏の様に。
Japan Momey の戻りによる超円高時、ドルを5兆でも10兆でも介入できれば
そのショックを和らげることが出来ます。これは前回も書きました。
従って、今回アメリカに緩和したJapan Money が流れることを条件に、以後の
円高時の無制限の介入=スイスの様な介入をアメリカに認めさせるべきである。

何れにしろ米は今後は共和党が政権を握ると思われますので、緩和は出来ず、
ドル高になり、日本からの資金を欲しがることは予測できます。

ドル高になったドル債権を持っていれば、当分は利子とドル高で、投資効果は
有ると思われます。2018年以降どんどんドル買いをし、米債券を買い、
米の最先端の武器を買い、大陸を圧倒しましょう。

これが中国や朝鮮と戦争せずに勝つ方法であることは前回も書きました。
日米双方の為政者が利口ならそうするでしょう。

所詮お金は印刷物ですから、その効用を最大限に発揮した国が繁栄するのです。
大陸系が繁栄したら、世界の不幸です。

普通、衣食が足りたら礼節を重んじますが、大陸半島系は、貧しくても、食が足りても
その傲慢さや粗暴さは変わらないようです。

戦争しないためにも、日本が超大国になるのが、世界の願いです。