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ギリシャ、ホテルへの難民移送に住民反発 コロナ関連デマで暴動も
2020年5月12日 15:25 発信地:アルニッサ/ギリシャ [ ギリシャ ヨーロッパ ]
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ギリシャ・アルニッサで、難民移送に反対した住民らによる暴動で破壊されたホテル(2020年5月8日撮影)。(c)Sakis MITROLIDIS / AFP
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【5月12日 AFP】ギリシャ北部の村で5日、沖合の島の難民キャンプに収容されている亡命希望者数十人を空きホテルに移動させる計画が明らかになったことがきっかけで、反発した住民による暴動が発生した。この事件についてギリシャ政府報道官は11日、「デマ」が元で地元住民らが難民によって新型コロナウイルスが広がると信じ込み、恐怖を覚えたことが原因だと説明した。
目撃者によると同国北部アルニッサ(Arnissa)村で約250人の住民が、難民の受け入れを予定していたホテルを放火し、略奪を行った。匿名で取材に応じた若い女性は「本当に怖かった。彼らは石を投げ、火をつけ、ホテル中を荒らし回った」「近所に住む高齢の父は、恐怖で2日間眠れなかった」と語った。警察はホテルが廃虚と化した暴動の捜査を開始したが、逮捕者は出ていない。
ギリシャでは、難民の移送をめぐり緊張が続いている。政府は沖合の島々に設置されている難民キャンプの負担を軽減するため、2000人以上の亡命希望者を本土へ移送することを約束している。しかし、他の欧州各国への移送が遅々として進まず、ギリシャの負担ばかりが増えることにうんざりしている住民らは、各地で難民の存在に抗議している。
■難民を追い出しているのは元難民 過密状態の島の難民キャンプから、高齢者や子どものいる家族を本土に移動させようとする試みは、これまでにも反対に遭ってきた。
アルニッサへの移動が予定されていた難民はレスボス(Lesbos)島のモリア(Moria)にある悲惨な状況のキャンプに収容されていたが、過去にもギリシャ北部の別の村への移動を拒否されたことがある。これら難民の国籍は公開されていない。
住民の一人、ディミトリスさん(68)は、5月初旬にホテルを襲撃した人々の一部は、数十年前にトルコから追放されたギリシャ難民の子孫だと思うと述べ、「難民が難民を追いかけている。信じられない」と語った。
一方、アルニッサ周辺で最も大きな街であるエデッサ(Edessa)の市長は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の最中に、難民の移送を行うことに疑問を呈している。
ギリシャではこれまでに150人以上がコロナウイルス感染症(COVID-19)で死亡している。そうした中、難民キャンプは今月21日まで封鎖予定だ。難民の感染例はキャンプ2か所と本土のホテル1か所で確認されているが、レスボス島のような島々のキャンプでは確認されていない。
レスボス島にいた難民らは最終的に国際移住機関(IOM)によって、テッサロニキ(Thessaloniki)近郊のホテルに秘密裏に移送された。IOMの担当者は「これらの人々は規定通り14日間隔離されている」と語った。(c)AFP/Vassilis KYRIAKOULIS
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● 日本も朝鮮半島にかかわると、後で尻拭いさせられるぞ!!