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韓国政治、深まる分断 文氏側近の疑惑で保革が攻防
【ソウル=島谷英明】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が法相候補に選んだ側近のスキャンダル噴出で、同国政治の分断が深まっている。閣僚への起用に文氏支持の革新層は96%が賛成するが、逆に保守系の不支持層は98%が反対している。文大統領は今のところ人事を撤回せずに任命を強行する構えだが、今後の政権運営に影を落とすのは必至だ。
「周囲に厳しくできなかったことは深く反省しており、申し訳なく思う」。文氏の側近、曺国(チョ・グク)前大統領府民情首席秘書官は2日、急きょ国会で開いた記者会見で騒動を謝罪した。だが娘の大学入学や奨学金受給での不正、税金逃れ目的の私募ファンド出資といった疑惑への関与は一貫して否定した。
曺氏は疑惑がむいてもむいても出てくることから、皮肉を込めて「タマネギ男」と呼ばれる。韓国社会の大きな関心事となり、検察当局も8月末に捜査に乗り出した。
学歴社会で受験競争が厳しい韓国では、たびたび政府高官や大企業幹部らの子弟の不透明な進学疑惑が明るみに出る。文大統領の首席秘書官として「機会均等」を訴えてきた曺氏自身にも「特権層」ならではの旧来型の不正の疑いが浮かんだ。
野党は人事撤回を求め、閣僚候補が職責にふさわしい人物かを点検する国会の「人事聴聞会」をめぐって与党と攻防を繰り広げている。与党は早期の問題幕引きを狙って2~3日に開きたい考えだったが、疑惑追及に時間をかけようとする野党が抵抗。開催のメドは立っていない。
大統領府や与党は、曺氏が時間無制限で記者の質問に答えた2日の会見を、国民に疑惑を十分に説明したアリバイにしようとしている。仮に人事聴聞会を開けなくても法相任命に踏み切ることを視野に入れる。
大統領府が強気の構えをみせるのは、文政権の支持層が圧倒的に曺氏の人事に賛成しているからだ。文大統領は歴代の保守政権を敵視し、保革の賛否が割れやすくなっている。ただ、清新イメージへの期待から文政権を支えてきた無党派層は、不支持率が5割を超えている。文氏からの離反傾向が強まっており、2020年4月の総選挙に影響が出る可能性もある。
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● タイの軍事クーデターもそうでした。政治が膠着すると
軍部がクーデターを起こすのは、タイの年中行事です。
つまり、全ては軍部の支配下=戦国時代なのです。
● 南国のおおらかさと、西欧の影響が強かったこと、更には
王室存在のせいで悲惨さは少なく、国家の統一は強いの
ですが、最終的には軍部の支配がその根底にあります。
● 現代の戦国時代にも種々のタイプがあるという事なのです。
韓国も本来は戦国時代です。日本のお陰で豊かになった
経済を反日で手放すのか?それとも日本に膝まづくか?
● 天下の分かれ道というところでしょう。