歴史と経済と医療の未来予測・歴史経済波動学

フラクタルと歴史経済波動学で予測
 未来の世界と経済と医療の行方
貴方はいくつの真実を見つけられるか!

気をつけろ!! 窮鼠猫を嚙む。

2020年09月16日 06時20分20秒 | 世界戦国時代

宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)9月16日(水曜日)
        通巻第6646号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 事実上の対中禁輸。「新ココム」が発動された
  部品どころか、ソフトウエアが米国製なら出荷できなくなった
****************************************

 対中輸出が大幅に制限されるどころが、事実上の出荷停止である。
 9月15日、中国向け半導体輸出が全面的に停止された。これまでは「25%以上の米国製部品をつかったもの」を対象とすると商務省が規定していたはずだが、いつのまにか、「米国製ソフトウエアがつかわれたもの」「米国製製造装置をつかって生産したもの」と解釈が拡大されたからだ。

 ただでさえ低落してきた日本の半導体メーカーが直撃を受けた。
 規制が予想以上に厳密な内容だったため、対応が遅れ、ノキア、エリクソンなど北欧勢への販路拡張も遅れている。

 ファーウェイ向けのフラッシュメモリーを生産してきた旧東芝メモリー(キオクシア)、画像センサーのソニー、通信機向け半導体の三菱電機、電波増幅器のルネサス、HDD(ハードデスク駆動装置)の東芝ほかが、もろに影響を受ける。代替仕向地は簡単には見つからないため、暫時低迷する可能性がある。

 もっとも中国側もこの事態を見越して、台湾のTSMCや韓国サムスンなどから、向こう二年分の半導体を緊急に輸入し在庫している。それでもファーウェイのスマホは70%減速するだろうと予測されている。

 また米国製ソフトを使用した部品という定義を拡大解釈すれば、ソフト開発に携わるエンジニアの国際間の移動、技術の移転も制裁の対象となりかねず、完全な対中禁輸措置である。つまり新ココムが発動されたということである。
      ☆○▽◇み◎○△□や○△□◇ざ◎○△□き△□☆☆   
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 共産主義者はヒットラーが大... | トップ | 二度(2波)ある事は三度(... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

世界戦国時代」カテゴリの最新記事