ジョコビッチが復帰戦快勝 パリ・マスターズ3回戦へ
男子テニス、パリ・マスターズ、シングルス2回戦。勝利を喜ぶノバク・ジョコビッチ(2023年11月1日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)男子テニス、パリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2023)は1日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-2でトマス・マルティン・エチェベリー(Tomas Martin Etcheverry、アルゼンチン)を下し、個人戦としては9月の全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)以来となる復帰戦を快勝で飾った。 【写真】上位陣も続々登場。パリ・マスターズ2回戦の様子(その他全11枚)
優勝した全米オープンの後は国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2023)に出場してセルビアの8強入りに貢献するも、その後は家族との時間を優先し、中国開催のツアー大会は欠場していたジョコビッチ。この日は第1セットの第8ゲームでブレークを奪うと、第2セットも2度のブレークに成功して初戦突破を果たした。次戦はタロン・グリークスプア(Tallon Griekspoor、オランダ)と対戦する。 前日に第2シードのカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が予選勝者のロマン・サフィウリン(Roman Safiullin)に敗れていた中で、この日は第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)もグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)に3-6、7-6(7-4)、6-7(2-7)で敗退し、世界ランキング1位の座も固めた。 第7シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)はフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)に6-3、7-6(7-4)でストレート勝ちを収めた。 第10シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は地元フランス勢で唯一勝ち残っていたウゴ・アンベール(Ugo Humbert)との接戦を6-4、6-7(3-7)、7-6(7-5)で制した。チチパスと激突する3回戦は、シーズン上位8人のみで行われる最終戦のATPファイナルズ(ATP Finals 2023)出場へ向けて、両者にとって貴重なランキングポイントがかかった大一番となる。 昨年大会の決勝でジョコビッチを倒して優勝した第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)は元全米オープン覇者のドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)を6-4、6-2で下した。現在ATPファイナルズの出場争いで最後の1枠につけているルーネは、勝ち上がれば準々決勝でジョコビッチと当たる可能性がある。 第12シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)は予選勝者のボティク・ファン・デ・ザンスフルプ(Botic Van de Zandschulp、オランダ)に4-6、6-2、3-6で敗れ、ATPファイナルズ出場が絶望となった。【翻訳編集】 AFPBB News