旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

小諸城の三の門(重文)の“懐古園”です。

2006年08月19日 | 旅 歴史
白鶴城や酔月城とも呼ばれた小諸城の跡です。小諸城は千曲川沿いの断崖に面して建っていて、要害堅固な城です。入り口の三の門(重文)には徳川家達(いえさと)公の筆になる“懐古園”の額が掛っています。この城は、もともと長享元(1487)年に大井光忠が築いた鍋蓋城が前身となっています。天文22(1553)年に武田信玄によって陥落させられると、以降は武田氏の小県攻略の橋頭堡として整備されました。武田氏が滅亡後、織田氏、北条氏、徳川氏と様々な主の下を転々とし、後に小田原攻めで功のあった千石秀久が入封しました。このときにかなり大規模な改修が行なわれ、小諸城は近世的な城となりました。
 園内には藤村記念館、小山敬三美術館、徴古館、郷土博物館、動物園、遊園地などがあります。二の丸の石垣には若山牧水歌碑が、千曲川を望んでは藤村詩碑が建てられています。
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