旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

大聖院

2009年06月20日 | 旅 歴史
 今日は広島県廿日市市宮島町にある大聖院です。
 大聖院は多喜山水精寺大聖院といい、弥山の麓にある真言宗御室派の大本山です。宮島で最古の歴史を持つお寺て゛天下統一を果たした豊臣秀吉がこの大聖院で細川幽斎らを招いて盛大な歌会を催しました。
 大聖院は、明治の神仏分離令が出るまでは十二の坊の末寺をもっていて、厳島神社の別当職として祭祀を司ってきた宮島の総本坊でもあったのです。
  本堂は勅願堂(ちょくがんどう)とも呼ばれています。鳥羽天皇勅願道場として創建されたことにより、この名がつけられたそうです。そのようないきさつで鳥羽天皇の第五皇子である覚性法親王が門跡を務めた京都・仁和寺や歴代皇室との結びつきが深いお寺です。
 本堂には豊臣秀吉が朝鮮出兵の折、海上安全を祈願して奉納した波切不動明王が祀られています。
  観音堂は大聖院の中でで最も大きな建物です。もとは厳島神社の御本地仏で行基菩薩の作と伝えられる十一面観世音菩薩が祀られています。

下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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