旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

毛利氏庭園

2009年06月26日 | 旅 歴史
今日は山口県防府市多々良にある毛利氏庭園を紹介します。
 明治4年(1871)の廃藩置県で藩主たちは東京に集められましたが、後に元いた領地に戻って住んでもよいことになりました。
そこで明治25年(1892)、井上馨が旧萩藩主邸を建設する責任者となり、本宅の構想が練られ、ここ多々良(たたら)山の南麓の地が選び工事を始めました。
 日清・日露戦争のため工事が大幅に遅れ、大正5年(1916)にようやく完成したそうです。
 毛利氏庭園は平成8年(1996)に国の名勝に指定されています。
 この庭園は、約8万4千平方mの広大な敷地に、約4千平方mの豪壮な邸宅がある回遊式庭園です。中雀門(ちゅうじゃくもん)から内庭に入ると、瓢箪池を中心とした広大な庭に圧倒されます。
庭園は本邸にいたるまでのクロマツの並木を配した路傍庭園で、邸内の平庭と林泉(りんせん)と呼ばれる木立や泉水がある庭から構成されています。平庭は各建造物に調和するように各所に配置されていて、客殿の書院の南側にある平庭が最も豪華です。



下記のサイトにもお立ち寄りください!
http://ogino.okoshi-yasu.com/
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毛利博物館

2009年06月26日 | 旅 歴史
今日は山口県防府市多々良にある毛利博物館を紹介します。
 毛利博物館は、毛利氏庭園の中にある博物館です。公爵の地位にあった旧萩(長州)藩主毛利氏の本邸を博物館として公開しています。
 大正5年(1916)に建てられたこの邸宅は総ヒノキ造りの壮大な建築です。明治25年(1892)、井上馨によって構想が練られ、ここ多々良(たたら)山の南麓の地が選ばれました。
 日清・日露戦争のため工事が大幅に遅れ、大正5年(1916)にようやく完成したそうです。本邸は広さ約4,000m2におよぶ豪邸です。
 御殿造りの様式を取り入れた近代建築で木曾のヒノキ、屋久島のスギ、台湾のケヤキなど当時の最良の用材が使われています。明治、大正の建築・造園の技術の粋がつくされています。
 ここには毛利元就ゆかりの品をはじめ、雪舟筆「紙本墨画淡彩四季山水図(国宝)、「古今和歌集第八」(国宝)など国宝4件7点、「紙本著色毛利元就像」をはじめ「毛利家文書」など9件の重要文化財など2万点にも及ぶ資料や文化財が収蔵されています。

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