旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

東大寺・二月堂

2010年03月02日 | 旅 歴史
 奈良県奈良市雑司町にある東大寺・二月堂です。
 国宝の東大寺二月堂は東大寺金堂(大仏殿)の東方、坂道を上りつめた丘陵部にあります。すぐ南には三月堂(法華堂)があります。この地域は上院(じょういん)と呼ばれ、東大寺の前身である金鐘寺(こんしゅじ)があった所で古い歴史をもっています。
 二月堂は、回縁を持ち、斜面に建つ懸崖造です。天平勝宝4年(752)、女帝の孝謙天皇の勅願により、良弁僧正の高弟、実忠和尚が創建しました。
 本尊は聖観音と、修二会の本尊で実忠和尚が難波の海岸で拾ったといわれている7寸(約21cm)の十一面観音です。2つとも秘仏になっています。
 本尊十一面観音に、東大寺の僧侶が人々にかわって罪を懺悔して国家の安泰と万民の豊楽を祈る修二会(しゅにえ)という法要が毎年行なわれます。毎年旧暦の2月(現在は3月)にあることから二月堂と呼ばれるようになりました。
 大松明を持った童子(どうじ)が観客の頭上に火の粉を散らしながら舞台を走り抜けます。お水取りのある3月12日には巨大な籠松明11本が二月堂の舞台から突き出され、この火の粉を浴びるとご利益があるとされ大勢の見物客が集まります。


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