旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

春日大社

2010年03月14日 | 旅 歴史
 奈良県奈良市春日野町にある春日大社です。
 春日大社は春日山原始林を背景に御蓋山の西麓に建っています。平城京に遷都された和銅3年(710)、藤原不比等が藤原氏の氏神の武甕槌命(たけみかづちのみこと)を関東の鹿島から春日の御蓋山に遷して祀り、春日神と称したのから始まるそうです。
 その後、香取の経津主命(ふつぬしのみこと)と、枚岡神社に祀られていた天児屋根命(あねのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)を併せ、御蓋山の麓に4殿の社殿を造営しました。
 この4殿が国宝の本殿です。春日大社には拝殿はなく、春日造の本殿は、東から第1殿に武甕槌命、第2殿に経津主命、第3殿に天児屋根命、第4殿に比売神が祀られていて、脇塀でつながっています。
 春日大社は藤原氏の氏神・氏寺の関係から興福寺との関係が深く、藤原冬嗣が興福寺南円堂を建立した際、その本尊の不空絹索観音には、春日大社の祭神・武甕槌命を本地仏としたそうです。神仏習合が進むにつれ、春日大社と興福寺は一体のものとなっていきました。 


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