フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月1日(土) 曇り

2007-09-02 02:58:02 | Weblog
  フィレンツェに滞在中の西洋古典学の宮城先生はご自身のホームページで「フィレンツェだより」を日々更新している。ちょっとご覧いただければわかるが、質量ともに大変なもので、彼のあちらでの生活の大部分は、あちこちの教会を見て周り、美味しいものを食べ、そして「フィレンツェだより」を書くことで成り立っているといっても過言ではない。しかも才色兼備の奥様とご一緒なのだ。「コノヤロー!」と世界陸上のMCの織田裕二の口調を借りて羨ましがってみる。
  その宮城先生から今日メールが届いた。まさにフィレンツェだよりだ。なんだろうと思ったら、彼の教え子のチェンバロ奏者、脇田英里子さんのコンサートの案内だった。教え子といっても、チェンバロを教えたわけではなくて(当たり前だ)、以前、彼が非常勤講師として東京芸大でラテン語を教えていたときの学生なのである(西洋音楽をやる学生はラテン語も勉強するらしい。すごいな)。脇田さんはいまスイスに留学中なのだが、一時帰国をして、10月6日(土)に上野公園の中にある旧東京音楽学校奏楽堂でコンサートをやるので、時間があったら聴きにいってやってくれというメールだった。ところが、あいにくその日は、私が編集委員長をしている「社会学年誌」の編集委員会が入っている。残念だが、私は聴きに行けない。なので、せめてここでコンサートの宣伝をさせていただく。宮城先生の弟子なら私にとっては孫弟子みたいなものだからな(違うか)。

         

  チケット(2000円)はチケットぴあ等でも購入できるが、宮城先生が言うには、ご本人にメールをして直接購入した方が彼女が喜ぶらしいのである。私は宮城先生から彼女のメールアドレスを教えてもらったのだが、ここでそれを書くわけにはいかないので、宮城先生あるいは私にメールでご連絡いただければ、仲介をいたします。秋の土曜日の昼下がり、あの趣のある旧東京音楽学校奏楽堂でチェンバロの演奏に耳を傾ける・・・ああ、私も行きたかった。委員長権限で編集委員会の日程を変更しちゃおうかしら。

  で、宣伝ついでに、前にも書いたが、娘の出る芝居「カンブリアン・ムーン」の宣伝をいま一度。9月6日(木)~9日(日)に「アイビット目白」にて。こちらのチケットについては、私まで(宮城先生とは関係ありませんから)。