フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月11日(火) 雨、降ったりやんだり

2007-09-12 02:18:00 | Weblog
 午前中に近所の耳鼻咽喉科へ行く。私が風邪をひく場合の典型的なパターンである喉の痛み、くしゃみ、そして首周りの筋肉の痛みといった諸症状が出ているのである。抗生剤、消炎剤、鎮痛剤が3日分処方される。    
  最近はほとんどの連絡をメールですましているため、めったに電話というものをしなくなった。電話をするケースというのは、第一に、非常に急ぎの用件の場合。メールはすぐに開いてもらえるとは限らないからである。第二に、一回のメールでは用件が終わらず、何回かメールのやりとりをすることになるだろうことが予想されるとき。であれば、同時双方向的なメディアである電話の方が話が早い。第三に、相手が怒っていたり、悲しんでいたり、不安がっていたり、あるいはとてもおめでたいことがあったとき、要するに、平静な状態から(プラス-マイナスいずれかの方向へ)大きく逸脱した心理状態にあるとき。そういう場合、最善の方法は、すぐに相手のところへ飛んでいって、謝ったり、慰めたり、励ましたり、一緒に喜んだりすることであるが、次善の方法は電話をすることである。声は身体の一部だからである。ここ数日、第一と第三のケースで電話をすることが増えた。今日も耳鼻科に行く前に電話を一本かけた。声が荒れていたのではないかと思う。
  飲んだ薬のせいだろう、盛んに汗をかき、同時に眠くなる。うとうとしていると、汗を吸ったシャツが冷えて寒くなる。何度がシャツを替える。集中力が低下しているので、原稿書きや読書は困難である。ちょうどいい機会だから、ケータイで撮った写真の整理をする。私がケータイを使うようになって一番よかったと思うのは、日々の生活をスナップショット的に記録に残しておくことができるようになったことだ。私はケータイでメールや通話をする頻度は非常に少ない。だから毎月の支払いは基本料金の範囲内で、「あと○○○円通話できました」というメッセージをもらうことがしょっちゅうで、それはおそらく娘のケータイの支払いの一部に当てられているのであろう(わが家は全員auに加入しているのだ)。そんな私だが、ケータイをカメラとして使うことに関してはわが家で一番である。ハードディクスの中に保存されている写真は2000枚近くある。いまのケータイを使い始めて3年6ヶ月であるから、1日2枚ペースで撮っている計算になる。それを今日はいくつかのテーマを決めてベストショットをSDカードにコピーし、それを近所のコンビニの写真プリントの機械で4枚一組でL版にプリントした。4枚一組というのは、枚数の節約もあるが、私が使っているケータイの写真はあまり画素数が大きくないので、大きく引き伸ばすと画像が粗くなるためだ。そうやって4枚一組でプリントした写真を鋏で一枚一枚に切り離す。さらにこの中からベストショットを選定して、先日購入したモールスキンのインフォブックに貼ろうというわけだ。

           

  その中から、「戸山キャンパスのお気に入りの風景」ナンバー1である「メタセコイヤの並木」の写真を4枚アップしておく。残念ながら、しばらくの間、校舎の建替え工事のためこうした風景を見ることはできなくなる。