フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

9月24日(月) 曇り一時小雨

2007-09-25 02:30:33 | Weblog
  午後、父の墓参りに行く。下谷の泰寿院という寺で、最寄駅はJRの鶯谷である。鶯谷駅の南口改札は橋上駅舎と呼ばれるタイプの線路をまたぐ陸橋と一体化した構造の駅舎で、なかなかの景観である。ちなみに鶯谷駅は山手線の駅の中で一日の乗降客の一番少ないことで知られている。これはおそらく駅の西側が上野の山で、駅の東側にしか人が住んでいないためだと思う。

           

  昨日、妹夫婦が墓参りに来て花を供えてくれていたので、今日私が持参した花と合体させるとずいぶん豪勢な感じになった。墓参りを済ませて、まっすぐ帰宅してもよかったのだが、東京駅で降りて、丸善丸の内店で少しばかり買物をして、店内のカフェレストランで名物のローストビーフのハヤシライスを食べる。日本橋の丸善のハヤシライスは薬膳料理のような苦味があるが、こちらは甘味が強い。別々のレシピで作っているようである。食後にミルクティーを注文し、いましがた購入したばかりのスケジュール帳に10月からの予定を転記する。メインの手帳は毎年同じ能率手帳(早稲田大学仕様)だが、バックアップ用の手帳は気分転換の意味で毎年変える。今回購入したのはこの手帳
  オアゾビルを出ると、知らないうちに雨が降って、知らないうちに雨が上がっていたようである。

           

  ちょっと散歩がしたくなったので、雨上がりの舗道を東京駅とは反対の方向、つまり皇居の方へ歩く。皇居前広場に来たのはひさしぶりである。確かこの前来たのは玉音放送を聴いた日のことだったというのはもちろん嘘で(まだ生まれてませんから)、でも覚えていないくらい昔であることは確かだ。


                   ここは東京23区内で一番空が広々と見える場所である。

  そこから有楽町まで歩き、東京国際フォーラム内のアートショップで、モンドリアンの作品をデザイン化したタンブラーとアドレスブック(前者はニューヨーク近代美術館、後者はグッゲンハイム美術館のショップで売っているもの)を購入。帰宅して妻に夕食の献立を尋ねたら「かつ」とのこと。ほぅ、月曜日に「かつ」とはいい度胸をしているじゃありませんか。もっとも出てきたのはひれかつ、ポテトフライ、たまねぎフライの三種盛り合わせだった。さすがに「鈴文」との真っ向勝負は避けたわけね。しかし、これで明日の昼食を「鈴文」で(今日の振り替え)というプランは変更を余儀なくされた。くそー。