8時、起床。麻婆茄子とご飯の朝食。午後から大学へ。
研究室で学生の面談をすませ、3時からライフコースアーカイブ研究所の会合。引き続いて4時から研究会。山口学芸大学の斉藤康則講師に「SORDの展開と質的データの電子化」というテーマでお話をしていただいた。「SORD」とは札幌学院大学社会情報学部が行っている「社会・意識調査データベース」(Social and Opinion Research Database」のことで、社会学者たちが個別に行っている社会調査の資料をデータベース化して公開利用できるようにしようという事業である。斉藤さんは数年前まで東京大学の大学院生で、北海道大学の布施鉄治先生らのグループが1970年代に行った「夕張調査」の資料をデータベース化するSORDのプロジェクトにかかわっておられた。そのときの経験に裏づけされたお話は、細部にわたる緻密な方法論であると同時に、過去の質的調査記録をアーカイブ化することの知識社会学的考察でもあり、そのバランスのとれた明晰な語り口には感嘆した。
実は斉藤さんは早稲田大学第一文学部社会学専修の出身である。2000年3月の卒業で、2年生のとき、私のライフコース研究の講義を履修していて、出席カードの裏に毎回感想や質問を熱心に書いていた(このレビューシート方式はいま斉藤さん自身が授業で採用しているとのこと)。個人的に話をした記憶はないが、彼の顔も名前も私は覚えていた。実習は森先生、卒論は浦野先生で、卒業後は東大の大学院へ進んだのだが、斉藤さんの学年で大学院へ進んだのは彼一人だけだったそうだ。今後の斉藤さんの活躍を大いに期待したい(たぶん期待どおりの活躍をされることだろう)。
研究会後の酒宴は高田馬場の中華酒家「獏」で、隣同士になった人間科学部の院生のI君と小鳥の世話(彼はインコを部屋で飼っているのだ)の話で盛り上がった。
研究室で学生の面談をすませ、3時からライフコースアーカイブ研究所の会合。引き続いて4時から研究会。山口学芸大学の斉藤康則講師に「SORDの展開と質的データの電子化」というテーマでお話をしていただいた。「SORD」とは札幌学院大学社会情報学部が行っている「社会・意識調査データベース」(Social and Opinion Research Database」のことで、社会学者たちが個別に行っている社会調査の資料をデータベース化して公開利用できるようにしようという事業である。斉藤さんは数年前まで東京大学の大学院生で、北海道大学の布施鉄治先生らのグループが1970年代に行った「夕張調査」の資料をデータベース化するSORDのプロジェクトにかかわっておられた。そのときの経験に裏づけされたお話は、細部にわたる緻密な方法論であると同時に、過去の質的調査記録をアーカイブ化することの知識社会学的考察でもあり、そのバランスのとれた明晰な語り口には感嘆した。
実は斉藤さんは早稲田大学第一文学部社会学専修の出身である。2000年3月の卒業で、2年生のとき、私のライフコース研究の講義を履修していて、出席カードの裏に毎回感想や質問を熱心に書いていた(このレビューシート方式はいま斉藤さん自身が授業で採用しているとのこと)。個人的に話をした記憶はないが、彼の顔も名前も私は覚えていた。実習は森先生、卒論は浦野先生で、卒業後は東大の大学院へ進んだのだが、斉藤さんの学年で大学院へ進んだのは彼一人だけだったそうだ。今後の斉藤さんの活躍を大いに期待したい(たぶん期待どおりの活躍をされることだろう)。
研究会後の酒宴は高田馬場の中華酒家「獏」で、隣同士になった人間科学部の院生のI君と小鳥の世話(彼はインコを部屋で飼っているのだ)の話で盛り上がった。