フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月31日(火) 晴れ

2010-09-01 02:59:25 | Weblog

  8時、起床。8月の最後の一日だ。だが暑さはあいからずだ。秋は名のみの肌じとり。ハム、レタス、トースト、アイスカフェオレの朝食。

  小雀の薬がそろそろなくなるので、小雀同伴で、「小鳥の病院」へもらいにいく。キャリーケースの中の小雀はキョトキョトと落ち着きがない。落ち着きのある雀というものがいるのかはさておき、以前、書斎で使っている大きな鳥篭に入れたまま病院に連れていったときはおとなしかったので、たぶん狭いキャリーケースがいやなのだろうと思う。小雀は家の中でも、別の部屋に連れて行くと、おとなしくなる。決してもの珍しげにあちこち飛び回ったりはしない。いつもと違う環境は、好奇心をそそるよりも、警戒心をそそるのであろう。病院では、前回と同じ2種類の薬が今回は多目に出た。ギブスはあと1週間このままだ。帰宅してキャリーケースから出してやると、それまでの鬱憤を晴らすかのように、しばらく書斎の中を飛び回っていた。

  昼食は卵焼き、わらびの煮物、冷奴、ポテトサラダ、ご飯、冷麦茶。食後、森絵都『カラフル』を読む。前期、演習「現代社会とセラピー文化」で読んだ文献(香山リカのもの)の中でこの小説が取り上げられていて、死んだ主人公が生き返る物語のブームはこの小説(1998年の作)あたりから始まったというようなことが書いてあったので、へえ、そうなのか、と読んでみる気になったのである。最近、アニメにもなって、話題となっている小説である。
  途中まで読んだところで、自転車に乗って「甘味あらい」へ行く。徒歩だと30分だが、自転車だと10分だ。4時を回っていたので、早仕舞いしていないか心配だったが、大丈夫、店先に「氷」の旗が出ている。引き戸を開けると客は誰もいなかった。珍しいこともあるものだと思っていたら、途中から何組も入ってきた。8月最後の一日は宇治金時ミルクで〆ることにした。本門寺の境内をぶらぶらしてから帰る。

  今夜の「クローズアップ現代」はツイッターが取り上げられていた。ゲストで出ていた津田大介(メディアジャーナリスト)がツイッターを「共感のメディア」「納豆のようなもの」(つぶやき同士が納豆のような形状でつながっている)と表現していたのが、なるほどと思った。一緒に見ていた息子が実はツイッターをやっていると知って意外な気がした。私はツイッターはやっていないが、やっている人のはたまに見る。面白いなと思うのは、たとえば、つぶやきシローさん。流石に元祖つぶやきだけのことはある。