フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月13日(金) 晴れ

2016-05-14 08:36:56 | Weblog

8時半、起床。

トースト、夕食の残りの牛肉とニンニクの茎とキャベツと人参のうま煮、紅茶の朝食。

トースとはご飯と同じで、ご飯のおかずはたいていトーストと一緒にも食べられる。

植木屋さんに頼んで玄関脇の高く伸びてしまったハナミヅキを剪定してもらった。やっぱり専門家だけのことはある。他に赤芽や桜の剪定もしてもらい、虫の付きやすい椿は切ってもらった。

午後から、大学へ。

電車に乗る前に「グッディ」で昼食をとる。

「グッディ」は私にとってはもの思いカフェ(おしゃべりカフェではなく)に分類されるカフェだ。食事とコーヒーと本と手帳の空間だ。

ランチセット(今日は焼肉ピラフ)を注文。

ピラフとコンソメスープとサラダ(キャベツ、トマト、ゆで卵)。

ほどよく味付けされたピラフ。

食事が終わるころを見計らってドリップされたコーヒーが運ばれてくる。

蒲田駅のホーム。いま電車が出たばかり。次の電車までは5分ほどある。

駅の西口と東口をつなぐ地下通路の入口。この建物は昔からある。たぶん昔(私が小学生だった1960年代前半)のままなのではないだろうか。

初夏の日差しのスロープ。メタセコイヤの枝がなくなってしまったから、午後は日陰がない。

中庭の一隅にある木は工事のときに撤去されずに残ったものである。何かの記念の植樹であったことが残った理由だと思う。

校舎に囲まれて、陽のあたる時間は短い。いまは貴重なひと時だ。

3時からKさんのゼミ論指導。

5限・6限はゼミ。

5限は私が講義をする。現代日本における「幸福の物語」のゆくえについて。いま書いている(あと少し!)原稿の話だ。

休み時間のスイーツは3年生のAさんが用意してくれた。「初めてのお使い」ならぬ「初めてのスイーツ」。

グッジョブ!です。

私はリーフパイをチョイス。

6限は学年別に分かれてのゼミ。私は3年ゼミの方に出る。(4年ゼミはゼミ論の構想の報告だが、私は事前の個別指導のときに聞いていてアドバイス済)。

テキストの各章をグループで分担し、毎週一章ずつ読んで行く。事前に全員テキストは読んできているので(コースナビのBBSに感想を投稿済)、それを前提としてのディスカッションが中心である。

「レジュメは?」と聞いたら用意していないという。いくら全員がテキストの内容については読んできているといっても、発表(ディスカッション)のためのレジュメはあったほうがいい。私がそう言うと、「レジュメは写真に撮ってあるので、いまから全員にラインで送ります」と言う。へぇ、紙でもなく、パワポのスライドでもなく、スマホの画面で見るわけか。なるほどね。でも、ひとつ問題がある。学生は全員スマホを所有していて、ラインもやっているからよいが、私はガラケーで、ライン同盟にも入っていないということだ。マイノリティーの悲哀を味わう。

ディスカッションは活発に行われた。全員が発言した点もよい。どことなく女子会的トークの雰囲気だったが、それはそれでかまわない。ものおじせず自分の考えを述べることが大切。

初回の発表を務めた3人、Hさん、Kさん、Sさん。お疲れ様でした。

ゼミは8時に終わったが、それから面談を一件やったので、大学を出たのは9時過ぎ。

夕食は文キャン近くの「ごんべえ」で、カツ丼セット。

丼が地盤沈下しているように見えるが、これはご飯少なめお願いしたからである。うどんが付いてくるので、そうしないと炭水化物の摂り過ぎになる。

疲れた体に甘めの汁が美味しい。ただ、ご飯は少なめにしてもらったが、汁の分量が多いので、ご飯を掘って行くと、いわゆる「汁だく」の状態で、下の方はリゾットを食べているようだった。次回は「ご飯と汁少なめで」と注文せねばなるまい。

地下鉄に乗る前に「あゆみブックス」に寄って行く。一目散に地下鉄に乗り込む気分のときと、「あゆみブックス」に寄って行く気分のときがある。今日は後者だ。金曜日はとくにそうかもしれない。

雑誌を2冊購入。

『atプラス』5月号(特集は岸政彦責任編集の「生活史」)

『文藝春秋』6月号

電車の中で『文藝春秋』の中の、これが読みたくって買った、村上春樹「ベルリンは熱狂をもって小澤征爾を迎えた」を読む。

11時、帰宅。

1時、就寝。