8時、起床。
トースト、サラダ、紅茶の朝食。
今日は鶯谷(下谷)の菩提寺で母の一周忌法要を行う。
11時開始だが、30分ほど前に到着すべく9時半に家を出る。
全員がそろうのに少しばかり時間がかかり、11時半の開始となった。
本堂でのお経は40分ほど。その後、墓参り。
母が亡くなって、半年ほどは残務整理的なあれやこれやのことがあり、なかなか落ち着かなかったが、昨年の暮れあたりから、母のいない日常が普通のものになった。わが家は三階建てで、三階の子供部屋はすでに妻の領土となっているが、母の居室だった一階の和室(2部屋)やダイニングキッチンは普段は使われておらず、来客があって上がってもらうときの客間になっている。私も一階の部屋に行くのは(書庫を別にすれば)、朝夕の雨戸の開け閉めと、仏壇や神棚を拝むときだけである。まるで一階全体が大きな仏間のようである。この先、私がもっと歳をとって、足腰が弱くなり、二階に上がるのがしんどくなってきたら、そのときは本格的に一階を使うことになるだろう。
昼食は人形町「今半」の仕出し弁当。(写真は撮っていないので「今半」のサイトから借用)
2時ごろお開きとなる。
キャリーを引く後ろ姿の男性は今回の出席者の中で一番年長のユキオさん(75歳)。私の従兄(父の姉の子供)で、新潟から来て下さった。私が保育園に通っていた頃、新潟の中学を卒業したばかりのユキオさんは、家業の電気屋の跡継ぎとして、これからの商売の中心的商品になるであろうテレビの修理技術を勉強するために上京して、私の家に下宿して(居候だったかもしれない)、近所の専門学校(当時は「テレビ学校」といった)に1年ちょっと通ったのである。蒲田の街からは建設中の東京タワーが見えた。まさに映画『Always 三丁目の夕日』の世界である。そういうわけでユキオさんは私にとって準家族的な人なのである。どうぞお元気で。
夕食は昨日のカツオのたたきが残っていたので、それとありあわせのものですます。
3時、就寝。