フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月1日(土) 曇り

2016-10-02 22:03:41 | Weblog

7時半、起床。

今日から10月。秋空らしい秋空を見たいものである。

トースト、目玉焼き、牛乳、紅茶の朝食。

サラダを忘れていた。

11時過ぎに家を出て、神楽坂の「SKIPA」へ。12時に卒業生のナツキさん(論系ゼミ5期生、2015年卒)と待ち合わせをしている。

彼女が一足先に来ていた。

今日、彼女はスーパー・グランドスラムを達成するつもりである。8大カフェのうち、残すところ「トンボロ」と「ポッタリー」の2つということろまで来ているのである。

証券会社にお勤めの彼女は、昨日で上半期の業務が終り、また、先日、ファイナンシャルプランナーの資格試験も終わり(自己採点では合格しているそうだ)、そして今日スーパー・グランドスラム達成ということで、晴れ晴れとした笑顔であである。

その前にまずは腹ごしらえ。

私は定食、彼女はチキンカレーを注文。

食後にアイスチャイ。

さて、お隣の「トンボロ」へ。最短距離のカフェの梯子である。

Aブレンド(香りの酸味)の他にナツキさんはバナナのパウンドケーキを注文した。そして「すみません、フォークをもう一本ください」と言って、私にもそれを勧めた。

バナナのパウンドケーキは「スキッパ」からの出前である。のんちゃんとツーショット。夏のタイ旅行で色が黒くなっているのんちゃんである。ホワイトナツキとブラックのんちゃん(笑)。

「トンボロ」は制覇した。残るは「ポッタリー」である。

「ポッタリー」のある大井町へ移動の途中、東京駅で途中下車して、皇居の周辺を散歩することにする。

 

和田倉濠。ここは晩秋になると濠端の銀杏の並木が黄葉して、それが水面に映ってきれいな場所である。

*参考:2014年11月に撮影したもの。

和田倉噴水公園。さまざまな噴水が目を楽しませてくれる。

公園の北の端には一定の間隔で水が滝のように流れ落ちる高さ5.5メートル、長さ30メートルの落水施設がある。

滝をバックに記念撮影(上の写真にように)というのは普通だが、実は、滝のこちら側から滝を隔てて彼女を撮ると面白い写真が撮れるのである。

これがそれである。

土砂降りの雨の中で立っているように見える。

ファンタジックな写真になる。

降りしきる雪のようにも見える。

何の説明もなくこの一枚だけを見せたら、誰でも彼女はずぶ濡れだと思うだろう。

安心して下さい。濡れてません(笑)。いや、もしかしたら水しぶきくらい浴びていたかもしれない。

皇居外苑(二重橋前の広場)を歩く。でも、写真として面白いのは、皇居を背景にした写真ではない。

皇居側から、丸の内のビル群を背景にした写真の方が面白い。 

「私はこの街で生きていく」・・・そういうメッセ―が感じられる写真だ。

「三菱地所を見に行こう!」・・・そういうメッセージが感じられる写真だ(笑)。

東京駅と皇居外苑に挟まれた一帯を丸の内というが、ここは明治維新後、大名屋敷が取り壊され、陸軍の施設が作られた。それが1890年に他所に移転して、空いた土地は岩崎弥之助(三菱二代目当主)に払い下げられた。当時は草の生い茂る原っぱで「三菱ヶ原」と呼ばれていた。そこに三菱一号館が建ったのは1894年のことである。

ジャンプ!

高い!

着地!

実は上の3枚の写真は同じジャンプの連続写真ではない。テイクを何度も繰り返して、繋ぎ合わせた組み写真である。グレン・グールドがスタジオ録音した『ゴルトベルク変奏曲』のように。

ヘトヘトのナツキさん。お疲れ様でした(笑)。

ちょっと一休み。われわらの横をランナーたちが通り過ぎていく。 

通りすがりの外国人旅行者に撮ってもらったツーショット。

上京して一人暮らしをしている娘を心配して見に来た父親のように見える・・・かもしれない(笑)。

皇居外苑の一角にある林の中の小道で。 (実はこのとき彼女は蚊に足を刺されていたのである。後で電車の中でポリポリしていた)

木のある場所での定番的ポースですね。

 

「笑顔になると目が細くなっちゃうんです・・・」というナツキさん。まあ、それは自然なことだと思うけど、それを避けたいなら、しゃがんでもらって、落葉を背景にして、カメラ目線で撮るとこうなります。

「ポッタリー」に到着。 

スーパー・グランドスラムの達成である。おめでとう。

マダムからの祝福の(?)一言。「キャビン・アテンダントをされているの?」 ナツキさん、嬉しそうである(笑)

マダムにスーパー・グランドスラム達成の記念写真を撮っていただく。

卒業から1年6か月での達成は最短記録の大幅な更新である。(これまでの記録は三期生のサキさんの3年3か月) 

ところが・・・

私はこのあと、今日から中目黒の雑貨屋さん「ハイジ」で始まった陶芸家の清水直子さん(「phono kafe」仲間)の作品展を見にいくつもりなのだが、時間が大丈夫ならとナツキさんも誘ってみたところ、行ってみたいですというので、大井町ー(大井町線)→自由が丘ー(東横線)→中目黒と東急線を乗り継いで行く。

その電車の中で、8大カフェに行ったのはいつだったかという話をしていて、なんと、「カフェゴト―」にまだ行っていないことが判明した!

確かに彼女は私と「カフェゴト―」には行ったことはあるのである。ただし、それは卒業式の2か月前、ゼミ論集の編集作業の後で、同期のミサさんも一緒に行ったときのことなのである。だが、これはノーカウントなのである。あくまでも卒業後に卒業生として行った場合に限られるのである。

参考:2014年1月27日「カフェゴト―」で。

ガーン!

天国から地獄とはことことである。ついさっきまでの「スーパー・グランドスラム達成」のお祝いムードはかき消された。

誤解があったといえば、それまでだが、ちゃんと確認しておかなった私もいけないのである。彼女にぬか喜びをさせてしまった。

「ハイジ」は中目黒の駅のすぐそばにある。HPは→こちら

レポーターのようなポーズをするナツキさんだが、表情には陰りがみえる(夕方だからか)。

カップ、お椀、小皿・・・たくさんの作品が並んでいる。

ブローチも。

ナツキさんにはスーパー・グランドスラム達成(予定)のお祝いに何か一点プレゼントしましょうということなった。

元気を取り戻したナツキさんと初日ということで在廊されていた清水さんのツーショット。

彼女が選んだのは清水さんが左手にもっているリンゴの絵柄のコーヒーカップ。オレンジ色の彩色がかわいらしい。

実は私もこれを欲しいと思っていたのだが、一点ものなので、彼女に譲り、清水さんが右手に持っているイエティ柄の湯呑を購入。

日比谷線で帰る彼女とは中目黒の駅で別れた。

あのリンゴ柄のコーヒーカップは次回(冬カフェになるろうか)「カフェゴト―」でお会いするときまで私の研究室(カフェオオクボ)で預からせていただきますね。

夕食は、息子が名古屋から来ているので、彼の大好物の餃子。

これが我が家の餃子一人前である。

デザートは私が帰りがけに蒲田の東急プラザで買ってきたミルクレープ。プレーン、チョコ、イチゴの三種を買ってきたが、息子はイチゴ、妻はチョコで、私はプレーンとなった。予想どおりである。

食後、咳が出始めて、喉も痛くなってきた。いかん、風邪の症状だ。急に涼しくなったせいだろう。

明日は大学院入試(修士の二次試験)が午前中からあるので早めに寝る。