フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月10日(月) 薄曇り

2016-10-12 01:19:55 | Weblog

7時、起床。 

今日は合宿最終日。ゼミは行わない。朝食を食べて、荷造りをして、バスに乗って東京に帰るだけである。

学生たちは午前4時くらいまで部屋で話し込んでいたそうである。若いな。

私のトレーを見て、先生、よく食べますよねと向かいの席の学生が言った。若いからな。

9時20分にロビー集合。

すっかり秋の雲だ。

管理人さんにお世話になりましたの挨拶をして、セミナーハウス前を9時43分に出る路線バスを待つ。

駅までの道は混んでいて、ヒヤヒヤしたが、安房鴨川駅前10時発の高速バスにはギリギリ間に合った。ところが、普段はみないようなバスを待つ人の列が出来ていて(三連休の最終日だからか)、バスに乗ることができなかった。しかたなく次のバス(11時発)を待つことにした。駅前のAEONに学生たちは出かけて行った。AEON大好き世代なのだろう。

荷物のことがあるから全員がAEONに行くわけにはいかない。

私と3人の学生が居残りである。

退屈そうにしているので、バス停のそばの電話ボックスを使って、一人一人を主人公に物語性のある写真を撮ってあげることにした。

「母さん、私、東京で元気でやっているよ。心配しないでね。彼氏?それはまだできんけどね(笑)」

「わりといい街でしたね。でも、明日はまた別の街の空を見上げていますよ。淋しくないかって?それが人生でしょ。」

「捨てられた子猫のような気分です。電話が鳴るのを待っているだけの毎日なんて、もう、いや!」

 観客はカラスが一羽だけ。

ゼミ長のK君は一人電車で帰って行った。

さあ、次のバスが来た。

バスは房総の山の中を走り。 

山間の町を走り抜け。

やがて平地に出る。

そして海を渡る。

アクアラインから見る東京湾。

海底トンネルを出ると東京。羽田のあたり。

フジTVの脇を通る。帰りにこのルートを通ることは珍しい。たいてい高速道路の渋滞で迂回路を通るからだ。

湾岸都市。

レインボーブリッジを渡る。

1時20分、出発時と同じ東京駅八重洲口駅前に到着。ここで解散。お疲れ様でした。

妻からケータイにメールが入る。

「孝治さんの風邪うつされたみたい。まったく同じ症状出ている」

あらま。寄り道しないで、早く帰らなきゃ。

東京駅構内のおにぎり屋のイートインで昼食をとる。

左から牛肉炭火焼き、松茸ご飯、炙りタラコ。松茸ご飯が一番美味しかった。今年初松茸。

帰宅すると妻が布団に入っていた。

夕方、夕食の惣菜を買いに駅ビルの地下に行く。7時20分になると「全品半額セール」が始まった。

手羽先の唐揚げ、酢豚、茄子の甘辛煮、きんぴらごぼう、ポテトサラダ(以上惣菜で買ったもの)、味噌汁(娘が作った味噌で)、ご飯。一人前500円ほどの夕食。

1時頃、就寝。