7時、起床。
今日は合宿最終日。ゼミは行わない。朝食を食べて、荷造りをして、バスに乗って東京に帰るだけである。
学生たちは午前4時くらいまで部屋で話し込んでいたそうである。若いな。
私のトレーを見て、先生、よく食べますよねと向かいの席の学生が言った。若いからな。
9時20分にロビー集合。
すっかり秋の雲だ。
管理人さんにお世話になりましたの挨拶をして、セミナーハウス前を9時43分に出る路線バスを待つ。
駅までの道は混んでいて、ヒヤヒヤしたが、安房鴨川駅前10時発の高速バスにはギリギリ間に合った。ところが、普段はみないようなバスを待つ人の列が出来ていて(三連休の最終日だからか)、バスに乗ることができなかった。しかたなく次のバス(11時発)を待つことにした。駅前のAEONに学生たちは出かけて行った。AEON大好き世代なのだろう。
荷物のことがあるから全員がAEONに行くわけにはいかない。
私と3人の学生が居残りである。
退屈そうにしているので、バス停のそばの電話ボックスを使って、一人一人を主人公に物語性のある写真を撮ってあげることにした。
「母さん、私、東京で元気でやっているよ。心配しないでね。彼氏?それはまだできんけどね(笑)」
「わりといい街でしたね。でも、明日はまた別の街の空を見上げていますよ。淋しくないかって?それが人生でしょ。」
「捨てられた子猫のような気分です。電話が鳴るのを待っているだけの毎日なんて、もう、いや!」
観客はカラスが一羽だけ。
ゼミ長のK君は一人電車で帰って行った。
さあ、次のバスが来た。
バスは房総の山の中を走り。
山間の町を走り抜け。
やがて平地に出る。
そして海を渡る。
アクアラインから見る東京湾。
海底トンネルを出ると東京。羽田のあたり。
フジTVの脇を通る。帰りにこのルートを通ることは珍しい。たいてい高速道路の渋滞で迂回路を通るからだ。
湾岸都市。
レインボーブリッジを渡る。
1時20分、出発時と同じ東京駅八重洲口駅前に到着。ここで解散。お疲れ様でした。
妻からケータイにメールが入る。
「孝治さんの風邪うつされたみたい。まったく同じ症状出ている」
あらま。寄り道しないで、早く帰らなきゃ。
東京駅構内のおにぎり屋のイートインで昼食をとる。
左から牛肉炭火焼き、松茸ご飯、炙りタラコ。松茸ご飯が一番美味しかった。今年初松茸。
帰宅すると妻が布団に入っていた。
夕方、夕食の惣菜を買いに駅ビルの地下に行く。7時20分になると「全品半額セール」が始まった。
手羽先の唐揚げ、酢豚、茄子の甘辛煮、きんぴらごぼう、ポテトサラダ(以上惣菜で買ったもの)、味噌汁(娘が作った味噌で)、ご飯。一人前500円ほどの夕食。
1時頃、就寝。