フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月23日(日) 晴れ

2016-10-24 12:05:37 | Weblog

9時、起床。

午後、鶯谷の菩提寺に墓参りに行く。実は、今日はお十夜法要が午前中からあったのだが、妻はまだ体調が十分でなく、本堂は少々寒いので、私も風邪がぶり返す心配があったので、出席しなかった。

ホームから階段を上がって改札口までの長い廊下が鶯谷駅の特徴である。

陸橋を渡る。線路が7、8本走っている。

電車好きの子供にはたまらない場所だろう。

陸橋を降りた辺りのゴチャゴチャ感が鶯谷らいい。

そうした俗っぽい感じと寺町の雰囲気が渾然一体となっている。

すでにお十夜法要は終り、檀家はみな帰ったあとである。

墓参りをする。

来年は母の三回忌だが、再来年の父の十三回忌も一緒にやってしまおうかという話を住職のご母堂とする。

さて、どこかで遅い昼食をとろう。

前から気になっていた蕎麦屋「かくや」。

立ち食い蕎麦屋の風情なのだが、つけ蕎麦がメインの店である。

鶏つけそばを注文。

旨い! びっくりした。

蕎麦を食べた後、残ったつけ汁を蕎麦湯で割って飲んだが、ちょうどいい感じで、最後まで飲み干した。

食器を返却口に戻して、店を出るとき、店長さん(彼一人しかいないが)に「とても美味しかったです」と言わずにはいられなかった。これから墓参りに一人で来たときはここに寄ろう。

東京駅で途中下車して、東京ステーションギャラリーに寄って行く。

先日は授業の前に立ち寄ったので、会場を一巡しかできなかった。普通は二巡して、一巡目は全体を、二巡目はとくに気に入った作品をもう一度観る。今日は二巡目なので、以下の作品の前で、立ち止まってじっくりと観た。

 藤島武二「幸ある朝」(明治41年)

 渡辺与平「ネルのきもの」(明治41年)

 大野隆徳「日本橋」(明治42年)

 近藤浩一路「京橋」(大正43年)

 小絲源太郎「屋根の都」(明治44年)

 山脇信徳「夕日」(明治43年)

「幸ある朝」と「ネルのきもの」は女性を描いたもの。「日本橋」「京橋」「屋根の都」「夕日」は東京を描いたもの。

図録を買って帰る。お気に入りの作品を電車の中で図録を開いて観たが、実物で観る方がずっといい。閉会までにまた来よう。

蒲田には6時頃帰ってくる。 

お寺でいただいたお十夜法要のお弁当で夕食とする。

デザートは駅ビルの「高野」で買ってきたアップルパイ。

1時半、就寝。