フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月15日(土) 晴れ

2016-10-16 09:03:41 | Weblog

9時、起床。

一階の雨戸を開けると野良猫のなつが入ってきた。最近はこの南側のウッドデッキのところにいる時間が長い。北風が冷たくなってきたのである。

餌をやる。来るべき冬に備えているのだろう、このところよく食べる。

猫の食事の後は自分の食事だ。トースト、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

午後、散歩に出る。

雲一つない晴天だ。体調が100%回復していれば鎌倉の海岸に行きたいところだが、グッと我慢する。9割方回復しているが、直りかけは無理をしてはいけない。

下丸子の「喜楽亭」に昼食を食べに行く。

時刻は午後2時。よくあることだが、暖簾をくぐると、他に客はおらず、ご主人は昼寝をしていた。

いつものチキンカツ定食を注文。

定食の王道を行く「喜楽亭」のチキンカツ定食である。不思議なことに蒲田や東急沿線のカフェやレストランを取り上げた雑誌に「喜楽亭」が載っているのを見たことがない。「お洒落な女性」目線では引っかかって来ないタイプの店である。

小鉢が付くのが定食の定食たるゆえんである。一品料理にご飯とみそ汁だけでは(本来)定食とは言わない。

これは後からサービスで出てきた小鉢。黒っぽいのはむかご(山芋の葉っぱの付け根にできる球芽)の味噌煮。

客が「ご飯は少な目で」と注文したときはご飯茶碗そのものが小さくなる。大きなご飯茶碗にご飯が少量だと貧相に見えるからというのがご主人の意見である。

いつものようにご主人とおしゃべりをしながらの食事を終えて店を出ると、太陽は西に傾いて、店の前の通りは日陰になっていた。

 ご主人とのおしゃべりの中出てきた近所の「とよだや」でお稲荷さんと海苔巻きを買って帰る。

お稲荷さんは1個75円、海苔巻きは一本50円。〆て350円也。

食後のコーヒーは蒲田に戻って「グッディ―」で。 

2階席が一杯だったので、3階席へ。

3階席の方が長居がしやすい。

8人掛けの大きなテーブル。蒲田でも句会ができそうだ。

窓からの眺め。「パチンコ」の「パ」が切れてしまったのは意図的ではありません。

夕食は妻と近所の「サイゴン・バゲット」で。

鶏肉のフォーを注文(妻は牛肉のフォー)。今日は昼も夜もチキンだ。

生春巻きも注文したが売り切れだった。「じゃあ、秋巻きはありますか」と冗談を言おうかと思ったが、日本語を勉強中の人にそういっても伝わらないかもしれないと思い、やめておいた。生春巻きはベトナム語では「ゴイクオン」というそうだ。そこには「春」という意味は含まれているのかと尋ねたら、関係ないとのこと。英語では春巻きは直訳で「スプリングロール」だが、生春巻きは「サマーロール」という。具材が「夏」のものだからではなく、春巻きよりも「後から」知られるようになったのでそう命名されたらしい。

「サイゴン・バゲット」は8時閉店。われわれが本日最後の客だろう。

今日は今週録画したドラマの初回を3本見た。吉田羊が初主演の『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』、新垣結衣主演の『逃げるは恥だが役には立つ』、天海祐希主演の『三ツ星の給食』だ。それぞれに面白かったが、一番は『情熱大陸』をパロディー化した演出が秀逸の『逃げるは恥だが役には立つ』だった。それから3話目にした初めて見たのがNHKドラマ『運命に、似た恋』。上戸彩+斎藤工主演の『昼顔』というドラマがあったが、こちらは原田知世+斎藤工で『夕顔』という雰囲気。

夜食に「とよだや」のお稲荷さんと海苔巻きを食べる。昔の団子屋さんの味だ。

1時半、就寝。