フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月4日(火) 晴れ

2016-10-05 22:57:55 | Weblog

8時半、起床。

体調は芳しくない。熱があるのかなと思い、体温計で測ったら、37度3分とそれほど高くはない(ただし、私は平熱が36度3分くらいので、+1度というのは熱っぽい感じはする)。

トースト、サラダ(炒り卵)、紅茶の朝食。

午後の二つの予定を中止あるいは延期にする。

午前中に耳鼻咽喉科へ行く。症状が前回(去年の11月)と同じといういうことで、同じ薬を処方される。

抗生剤、抗生剤とセットの整腸剤、咳止め、去痰剤、鎮痛解熱剤、鎮痛解熱剤とセットの胃薬、咳止め、以上6種類。

昼食は外出から戻った妻が買って来てくれた握り鮨。

これから毎食後、薬を6錠飲むことになる。

食後、横になる。

夕食はカマスの開き、肉じゃが、サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

入院生活のブログのようである。

 昼間に寝ているせいと、痰や鼻水のせいで睡眠が十分にとれない。


10月3日(月) 小雨、降ったり止んだり

2016-10-05 03:01:31 | Weblog

8時、起床。

体調は昨日よりはよい。午前中に大学で学会の会合が一件あるが、その前に近所の耳鼻咽喉科によってから行こうと思う。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日のサラダには蛸が入っている。

9時に耳鼻科に行ったが、なかなか順番が回って来そうにないので(もっと早い時間に診察券を出すべきだった)、また明日来ることにした。

10時から学会の機関誌の編集委員会(私は10時半から参加)。投稿論文の一次審査、特集論文(コーディネーターの小藪先生がしっかりしているのだろう、全部原稿が出そろっている)、依頼論文(まだ原稿が出ていない方が数名いる)のチェックを行う。

委員会が終わって研究室にいると、卒業生のアユムさん(論系ゼミ6期生、2016年卒)がやってきた。ブログ初登場である。彼女はカメラの販売会社に勤めていて、休日は不定期(土日は休めない)で、今日は休みをとって、成田から遠路やってきてくれたのである。

研究室で少し話をしてから食事に出る。「がっつり食べる方です」というので、「たかはし」にお連れする。

今日は秋らしいシックな装いで、「たかはし」のソファーの色とも合ってますね(笑)。

カメラの販売という仕事がら、自分でもカメラをやろうと思って、彼女が最近購入したカメラを見せてくれた。オリンパスの「PEN」だ。宮崎あおいが宣伝しているミラーレスの一眼レフで、女性に人気の機種である。小型だが、私が使っているコンパクトデジカメより重量感がある。

2人とも肉豆腐定食を注文。

肉豆腐が美味しい季節になってきた。

肉豆腐定食を写真に撮るアユムさん。この後、「ご飯少なめに」と言わなかった丼ご飯も完食しました。会社に入って数か月は疲れから、食欲が落ちたそうだが、いまは元に戻りましたとのこと。うん、ちゃんと食べて、ちゃんと寝られることが健康のバロメーターです。(ちなみにいまの私はちゃんと食べられるのだが、夜中になると咳が出て少々眠りが浅い)。

食後のお茶(+スイーツ)はどこにしましょうと尋ねたら、「SKIPA」に行きたいですとのことなので、神楽坂へ。

神楽坂の駅を降りて、「SKIPA」に行く前に、「赤城神社」に寄って行く。たぶん彼女は神様にお願いしたいことがあるはずだ。

彼女はここは初めてとのこと。

モダンな神社でしょ。

6年前に建て替えられたのです。

しっかりお願いする。

さて、「SKIPA」に行きましょう。

メニューを見て、熟考するアユムさん。

女性で「アユム」という名前は珍しい。動詞形の名前は男性に多く、女性の場合は「アユミ」と名詞形が多い。

私はシークワーサーとプリン。

アユムさんはアイスチャイと蜂蜜入りアイスクリーム(これとパウンドケーキと迷ったのだ)。

食べる前に写真に撮る。もっとも彼女は私のようにブログはやっていない。あくまでもカメラについて習熟するためである。

彼女からお土産をいただいた。私のブログに載っている飼い猫のはると野良猫のなつの写真を使った缶バッチである。

どうもありがとう。 

窓際の席に座ったせいか、少し背筋が寒い。パスケースからロキソニン(鎮痛解熱薬)を一錠取り出して飲む。私にとっての仙豆のようなもので、これで数時間は体調は維持できるはずである。

アユムさんを駅まで送る前に「SKIPA」のそばにある白銀公園で彼女のポートレートを撮ろう。わざわざ平日に休みをとって成田から来てくれた彼女を手ぶらで帰すわけにはいかない(笑)。

小雨のぱらつく公園というのはポートレート撮影に適している。

第一に、公園には遊具とかオブジェがたくさんあって、大人が童心に還る(解放的な気分になる)にはうってつけである。また、木々のおかげで少しの雨なら気にならない。

第二に、小雨が降っているので普段はたくさんいる子どもたち(とその親たち)がいない。つまり周囲の視線が気にならない。

回転ジャングルジムの上で。

回転ジャングルジムの中で。

この公園の象徴ともいえるコンクリートでできた山に登る。

トンネルに上からストンと入る。

トンネルから出てくる。

女忍者(くノ一)の気分で。

蹴る!

ジャンプ!

髪を掻きむしる。 

 髪で遊ぶ。うらやましい(笑)。

雨模様の空を見上げて、「明日天気になれ」と祈る(事実、そうなりました)。

滑り台に登る。

少し休息をとる。

のぼり棒。

登るのは無理なので、寄りかかってみる。

他にも面白い顔の写真は撮ったが、ブログに掲載できるものは少ない(笑)。

鉄棒。

上がるのが精一杯。これ以上、何もできない。

平均台。この靴では無理でしょう。

やはり落下する。

 

悲しい気持ちになる(演出です)。

ツーショットを撮って、気を取り直してもらう。

彼女が自分で見つけて来た大きな枯葉を手にして、「これ、使えませんか?」と言った。 乗って来ましたね(笑)。

面白いと思います。

水遊び場(上からシャワーがかかる仕掛けになっている)。

世界の中心にあなたがいるみたいだ。

砂場のオブジェ。龍の背中にのっている気分で。

しっとりした表情が木村多江さんみたいです。

「祈り」というタイトルを付けましょう。

 

そろそろ撮影会は終わりましょう。 

お疲れ様でした。

公園を出て、神楽坂を飯田橋まで歩く。

たぶん今日のブログを見た彼女のゼミの同期生たちは、「アユムだ!」「でも、アユムじゃないみたい!」と思うことだろう。誰よりも彼女自身がカメラのモニター画面を見ながらそう言っていた。「私じゃないみたい!」と。

人はいろいろな表情をする。でも、社会的規範と自分への思い込みのために、「私らしい表情」を普段は心掛けている。「私らしい仮面」を付けている。だから何の注文もせずポートレートを撮ると、それなりにいい笑顔(チーズ的笑顔の仮面)の写真が何枚も撮れる。それではつまらない。できればいろんな表情の写真を撮りたいと思う。

でも、撮れるとは限らない。本人が「私らしい表情」をとても気に入っていたり、それを外すことを怖がっている場合は無理である。今日、アユムさんのいろいろな表情を撮れたのは、彼女が協力してくれたからである。言い換えると、彼女は変わりたいと思っているのである。変わるというのは、まったく別の自分になることではない。そんなことは無理である(一度、記憶喪失にでもならない限りは)。変わるというのは、すでに存在してはいるが、「私らしくない」として抑圧している部分を自分の一部としてちゃんと認め、表出できるようになることである。

飯田橋の駅の近くで本日最後の一枚。やわらなかいい笑顔ですね。

アユムさんと別れて、丸の内の「丸善」で買物をしてから帰る。

雨がいくぶん強くなったようである。

東京駅の構内のそこここにリクルートスーツの若者たちがいる。そうか、今日は多くの企業で内定式があったのだ。

しっかりね。

でも、その気になれば、これから旅に出ることもできる。

私はまっすぐ家に帰るけどね。

6時半、帰宅。

夕食は親子丼。

デザートは抹茶のパウンドケーキ。

今日は早く寝よう。