フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月31日(土) 晴れ

2018-04-04 14:05:05 | Weblog

8時、起床。

朝食はとらず、11時に卒業生のミズキさん(論系ゼミ4期生)と蒲田駅で待ち合わせて、「カフェ・スリック」にパンケーキ・ブランチを食べに行く(予約しておいた)。

彼女は駅から店までの間、ずっとマスクをしていた。花粉症である。花粉症の人ってとても多いですね。そうでない者の方が少ないような気がする。

最初に人参のスープが運ばれてきた。

セットの飲み物は私はオレンジジュース、彼女はリンゴジュースをチョイス。

パンケーキは一枚目は食事としてベーコンやソーセージと一緒に食べ、二枚目はメープルシロップをかけてスイーツとして食べる。

ブランチの後は本格的なスイーツタイム。マダムの言い方を借りれば、「『カフェスリック』のフルコース」である。

私は紅茶シフォン。

彼女は桜シフォン。

彼女の希望で目黒にある東京都庭園美術館へ行く。彼女は一家そろっての美術館好きだが、庭園美術館は初めてとのこと。私は何度か来たことがあるが、ここしばらく改修工事で休館中だったように思う。 

開催中の展示会は2つ。「旧朝香宮廷物語」」と「フランス絵本の世界」。前者は庭園美術館の建物そのもの見せます(展示品ではなく)というもので、後者はフランス文学者の鹿島茂氏のコレクション展である。

玄関前の広場には桜の花が降っている。

それを手のひらに受け止めようとするミズキさん。うまくキャッチできたら幸せになれる、らしい。しかし、これがなかなか難しい。幸せは追い求めると逃げていくものらしい。

おっ、見事キャッチできましたね。

嬉しそうである。

建物は二階建て。

各室の詳しい説明は→こちら

今日は建築(室内)が展示品そのものなので、写真撮影は原則OKである。玄関正面のラリックのガラスレリーフ。

大広間の隣りの「次室」には大きな噴水がある(この写真はミズキさんが撮ったもの)。

「大食堂」。「大食堂」というわりには食卓は6人掛けで、空間にかなり余裕がある。きっともっと大きな食卓もある(あった)のだろう。もしかしてこのテーブルは「小食堂」(一家が日常的に食事をしていた部屋)にあったものをもってきたのではないか(「小食堂」には食卓はなかった)。

 窓際はアーチ状になていてたっぷり光が取り込めるようになっている。

大食堂のあちこちに細かな意匠が施されている。

あちこちに陶器が展示されているが、これらは当時ここで使われていたものだろうか。 

二階の「ベランダ」。われわれ庶民の感覚からすると、これは「ベランダ」とはいわないと思うが(窓際の廊下である)、このスペースには主人夫婦の寝室や浴室からしか出ることができないのである。庭を眺めるプライベートな空間なのだ。なお、夫婦はそれぞれに寝室があった。

こちらが「第一浴室」。夫婦の寝室の間にあるが、主に主人が利用したそうである。(第二・第三浴室もあったが、現存していない)

天井の照明にも衣装が施されている。

二階から屋上に通じる階段。

 

屋上の「ウィンターガーデン」(温室)。 

向かって右の女性が朝香宮廷の女主人、允子(のぶこ)妃殿下である。

新館への渡り廊下。 

これはミズキさんが撮った写真。彼女はこの渡り廊下のガラス壁が気に入ったようである。

新館での「フランス絵本の世界」展を観てから、新館併設のカフェ「TEIEN」のベランダ席で一服。

私はこのケーキ(名前は長くて忘れました)とコーヒー。

彼女はエクレアとコーヒー。

「庭園美術館」の名前の通り広い庭に面したカフェである。

これは本館のロッカールームの奥にある別館の一室。「プレイルーム」と呼ばれていたかな(?)。

本館の内装は写真撮影はOKだが、直接手で触れてはいけない。その欲求不満をここで発散させてくださいというだろうか。これは面白い趣向だ。

正12面体の各面に五角錐を張り付けたもの。見逃してしまったが、本館のどこかにこの意匠が使われていたのだろう。

彼女はこの像の名前を知っていた。「わ~、ババール!」とテンションが上がっていた。子どもの絵本の世界では有名なキャラクターのようである。

今日は桜の花びらをキャッチできてよかったですね。職場で配置換えがあったそですが、花粉症に負けず、頑張ってください。

彼女とは次回もカフェ+美術館というパターンになりそうである。

夕食は鯖缶を使った料理、サラダ、冷奴(プリンではありません)、味噌汁、ご飯。 

 

以前、鯖缶の水煮を使ったが、今日は醤油煮だ。

デザートはミズキさんからいただいたお菓子(リンゴのサブレ)。

2時、就寝。