フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

4月25日(水) 雨のち晴れ

2018-04-26 11:31:00 | Weblog

7時15分、起床。

雨が降っている。強い雨である。

一階の雨戸を開ける。今日はナツも姿を見せない。どこでこの雨を凌いでいるのだろう。

新緑が思い切り雨を浴びている。

トースト、ハム&エッグ、キャベツ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。目玉焼きはフライパンの上で卵を割るときにしくじって黄身が流れ出てしまった。

昼過ぎに外出。雨は小降りになっている。

このガラケーともいいよ今日でお別れだ。これは4台目で最初の機種からカウントすると15年くらいの付き合いである。去年の8月からスマホと併用して使ってきたが、連絡手段がガラケーのみという人はもういないと思うので、お役目御免である。

ショップに行って解約の手続きをする。「長らくお使いいただきましてありがとうございました」の一言くらいあってもいいのではないかと思ったが、「はい、これで解約の手続きはすみました」としか言われなかった。「ケータイはどうされますか?」と聞かれたので、「持ち帰ります」と答える。もう不要だから処分してくれと店の人に渡す人もいるということか。へぇ。その場合は、保存されているメールや画像などは全部削除するのだろう。私のように過去の年賀状も捨てないでとっておくタイプの人間からすると驚きである。

床屋に行く。新しい人が担当になり、「いつものように」と言えないのでちょっと面倒だなと思ったが、所詮大した注文はしないので、普段通りにやってもらえた。

散髪を済ませて外に出ると、雨は上がり、初夏の太陽が出ていた。気温がぐんぐん上がっているのがわかる。

昼食を下丸子(多摩川線で蒲田から3つ目)の「喜楽亭」に食べに行く。月1ペースで行くことにしているが、今月はまだである。

下丸子駅の改札(多摩川方面)を出ると、軒先にツバメの巣がある。

今年もすでに抱卵が始まっている。ツバメの糞などが下に落ちないように(ツバメの子が巣から落下しないようにという意味もあるのかもしれない)ガードの板が設置されている。情け容赦なくツバメの巣を撤去してしまう店舗やビルがたくさんあるだけに、駅員さんたちの心遣いが伝わってくる。ツバメの巣を守ることはこの駅で働く人たちの申し送り事項なのであろう。

 ただ、この駅舎も相当に古いから、いずれくる建て替えのときまでのことなのであろうが。

「喜楽亭」はこの改札を出てすぐ右手にある。

いつものチキンカツ定食。私は「いつもの」という注文の仕方はしないのだが、今日は私が「え~と」とちょっと口ごもったので、ご主人が「いつものですね」と言った。 ご主人が厨房に入ってから、「あっ」と思い出し、「すみません」と声をかけ、「ご飯は軽めで」とお願いした。

「喜楽亭」のチキンカツ定食のよいところは、チキンカツ、ご飯、味噌汁という定食としての最低限の構成ではなく、お新香、サラダ、小鉢(厚揚げと大根と煮物)がついてくるところである。「豊かな気分」にしてくれるのだ。

この厚揚げと大根の煮物がなかなか美味しい。

サラダはレタス主体で、そのときどきの野菜の価格によって増減がある。

お新香は、たくあん、白菜の浅漬け、奈良漬の三種構成。

味噌汁は赤味噌と白味噌の合わせ味噌を使っている。私の好きな味である。

ご飯も美味しい。今日は体重コントロール期間に入っているので「軽め」にしたが、おかずがたくさんあるので、バランス的には「普通」の方がいい。

とんかつはとんかつ専門店で食べるが、チキンカツはふつうの定食屋や洋食屋で食べて外れることの少ない料理である。肉は大きく、やわらかく、衣はサクっとしている。付け合せのスパゲッティとキャベツとよく合う。

ご主人とおしゃべりをしんがら食べ終わり、店を出て、下丸子駅のホームで電車をまっているときに、傘がないことに気づく。どの時点からないのかの記憶があいまいである。とりあえず「喜楽亭」に電話をしてみたが、出ない。もう中休みに入ってしまったのだろう。蒲田に戻ってから、ケータイのショップと床屋に確認にいったが、傘の忘れ物はなかった。電車では立っていたので、電車の中ではないだろう。だとすると「喜楽亭」か。まあ、雨は上がっているし、高い傘ではないから(でもお気に入りではある)、次に「喜楽亭」に行ったときに聞くのでもいいだろう。 

帰宅すると、朝に姿を見せなかったナツが玄関先で寝ころんでいた。

卒業生のフジコさん(論系ゼミ2期生)から宅配便(冷蔵)が届いた。シリア旅行のお土産とのことで、チーズとチョコレートとコンフィチュールが入っていた。旅行自体は3月のことで、お土産を私に送ろうかどうしようかと迷っていて、冷蔵庫の中に眠っていたのだが、先日、私から新しいメルアドと電話番号の連絡のメールが届いて(私からメールが届くなんて何年ぶりだろう)、「これは神の啓示」(さっさとお土産を送りなさい!)だとびっくりし、すぐに宅配便で送ってくれたということである。ありがとうございます。

*追記:「シリア」でなくて「シチリア」でした。

夕食はチキンの紫蘇はさみソテー、出し巻玉子、サラダ、茄子の味噌汁、ご飯。

 

今日はチキンデーだ。

 『ブラックペアン』の初回(録画)を観る。嵐の二宮君がダークな(ブラックな)雰囲気を漂わせる腕のいい外科医を演じている。二宮君といえば「いい人」キャラが定着していて、彼が出ていた倉本聰の『拝啓、父上様』や『やさしい時間』は私のお気に入りのドラマである。そういう彼がダークなキャラを演じるとそのギャップが吉と出るか凶と出るかだが、「いい人」というのは「わるい人」と表裏一体なので、案外、演じる方は演じやすいのではないだろうか。また、初回を観る限りでは、主人公は家族(母親)思いの人物で、父親の遺志を継いで医者をやっている(父親と佐伯教授との因縁がストーリーの核にあるようだ)ようなので、根っからの「わるい人」というわけではないようである。ところで、佐伯教授役は内野聖陽なのだが、最初、役所広司かと思ってしまった。風貌(もじゃもじゃの髪と髭)のせいもあるが、『陸王』で役所と共演した竹内涼真が出ていることも錯覚を生んだ原因だろう。

2時、就寝。