フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

2月12日(火) 晴れ

2019-02-13 23:22:26 | Weblog

6時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

7時半に家を出て、大学へ。私にしては年に何度もない早朝出勤である。

今日は文化構想学部の入試なのである。

夕方、一日の業務を終えて、神楽坂へ。

 「トンボロ」に顔を出す。

 コーヒーとプリンで一服。 

昼食が軽めだったので、小腹が減っている。しかし、この時間にケーキなどを食べてしまうと、夕食が美味しくない。こういうときにプリンはもってこいである。しっかり焼いてキャラメルソースのかかったプリンだ。 

波鈴さん(宙太・遊星・波鈴の三兄弟の三番目)に昨日宙太さんに会ったことを伝えると、「そうでしたか!」ととても喜んでくれた。「宙太さんとこんな話をしましたよ」と感慨深げに聞いてくれた。兄弟だからといって、なんでも話をしているわけではないのだ。今月の下旬に波鈴さんは宙太さんのところへ行って、不要になった家電などをもらって来る予定なのだが、そのとき、私たちが昨日行った「和nico食堂」に是非行ってみたいと言っていた。

奥さんと息子さん(勝平君)が隣の部屋から顔を出してくれた。 

3人の写真をスマホのカメラで撮って(ピンボケになってしまった)宙太さんに送る。波鈴さんが「和nico食堂」に行ってみたいといってましたよ、のメッセージを添えて。 

1時間ほど滞在して店を出る。 

「梅花亭」で草餅と桜餅を買って帰る。 

夕食はタラの野菜あんかけ、サラダ、お新香、ご飯。

タラの野菜あんかけは妻の得意料理のひとつである。 

サラダは新玉ねぎを使っている。 

デザートは「梅花亭」で買ってきた草餅と桜餅。草餅はつぶあんのもの。桜餅は江戸風と京風(道明寺)を買ってきて、妻には京風。 

 さて今日のお八つは草餅桜餅 たかじ

これは以前、私の句を恵美子さん(竹内愉咲)に書いてもらったもの。

その彼女がブログで自身の結婚+妊娠生活について書いている。ラブラブの新婚生活についての定番的な文章ではない。そういうことを書く人ではない。1人暮らしから2人暮らし(いや、2.5人暮らしというべきか)に移行したことについての考察である。

こちら

2時、就寝。


2月11日(月)曇り

2019-02-13 01:10:49 | Weblog

9時、起床。

10時に家を出る。朝食を食べている時間がなかったので、駅ビルのパン屋でサンドウィッチを買い、蒲田駅のホームで電車を待ちながら食べた。

蒲田ー(京浜東北線)→川崎ー(東海道線)→藤沢ー(小田急江ノ島線)→本鵠沼。藤沢駅で間違えて江ノ電(江の島電鉄)に乗りそうになった。江ノ電の正式名称を小田急江ノ島線だと勘違いしたのである。

本鵠沼には11時10分に着いた。約束の時間より20分早い。まだ改札口に宙太さん(元「SKIPA」店主)の姿は見えない。

駅の周りを散歩して時間を潰すことにした。さっそく一軒の飲食店が入った。雰囲気のあるたたずまいである。

 

赤提灯は居酒屋のようでもあるが、11時30開店とある。 

「和nico食堂」とある。定食のメニューが書かれている。 私はピンと来た。宙太さんはわれわれを馴染みの定食屋さんに連れて行きたいと言っていたが、たぶんここに違いない。

11時25分ころに宙太さんがてくてくとやってきた。ここは彼の住む町なのである。そして11時30分 に着いた電車から卒業生のユミさん(論系ゼミ1期生)が降りてきた。

3月から沖罠に移住する宙太さんに移住する前に会っておこうと思ったのだ。ついては宙太さんファン(「SKIPA」につれて行った卒業生ははみんな宙太さんのファンになる)の代表としてユミさんに声をかけた。彼女は宙太さん(及びノンちゃん)にはいろいろとお世話になったいるのだ。

 やっぱり。宙太さんがわれわれを連れて行きたいといっていた定食屋とは「和nico食堂」だった。

なんとなく雰囲気が「SKIPA」に似ている。

昼は定食屋だが、夜には「無国籍創作料理TRUST ARCHER」という居酒屋になるそうだ。 

 ユミさんは一昨年の12月30日、「SKIPA」の最後の営業日に私と一緒に店に行ったとき以来だから、宙太さんとは1年と1か月半ぶりである。

これからのスケジュールについて確認したところ、いまの職場(大船のイタリアンレストラン)を2月末で辞めた後は、すぐに沖縄に行くのではなく、1カ月ほど東南アジアやヨーロッパを旅行(一人旅)してから、ノンちゃんのいる沖縄へ移住するのだという。若い頃から放浪癖のある彼が、この1年、週休1日で働いて来たのだ。沖縄に移住(定住)する前に一人旅を楽しみたいという気持ちは私にはよくわかる。

 

定食は3人とも参鶏湯(サムゲタン)定食を注文した。寒いので温まりたいのだ。 

マダムにわれわれの写真を撮っていただく。 

マダムの名前もユミさん(字は違うが)。夜の居酒屋の店主は彼女のパートナーの方である。お二人とも宙太さんがこの町を離れてしまうの悲しんでいる。「いまからすでに宙太ロスです(笑)」とおっしゃっていた。 宙太さんもこの町が気に入っている。海が近くて(彼はおじさんサーファーだ)、空が広いこと(神楽坂の空は狭かった)、そして馴染みになった店(私の言い方をすれば「サードプレイス」)がいくつも出来た。そこに行けば気の合う店主さんや常連客がいる。彼もこの町を離れるのは淋しいのだ。

でも、彼は沖縄に移住することを決めた。そこでノンちゃんとの生活を再スタートさせるためだ。 

藤沢に出て、そこから江ノ電に乗 る。

 長谷で降りる。

大仏を観に来たわけではない。彼の馴染みのカフェが駅の近くにあるのだ。 

カフェに行く途中で神社に寄って行く。 

鳥居の前に江ノ電の踏切のあるこの御霊(ごりょう)神社は、TVドラマ『最後から二番目の恋』のロケ地としてよく知られるようになった。極楽寺と長谷の周辺にはそういうスポットがいくつかある。

 われわれは3人とも『最後から二番目の恋』のファンである。

お参りをしていこう。

 ユミさんはずいぶん長いことお願い事をしていた。彼女自身の「最後からX番目の恋」の成就についてかもしれない(笑)。

宙太さんがわれわれを連れて行ったのは「一花屋(いちげや)」という名前のカフェだった。 

ここはかつて宙太さんとノンちゃんが初めて出会った場所である。それぞれ鎌倉の別々のカフェでアルバイトをしていたのだが、その日はたまたま「一花屋」の手伝いに来ていたのである。「おはようございます~」と言って勝手口から入ってきたノンちゃんはタンクトップを着た色の黒い女の子だった。「どこの国の子だろう」と宙太さんは思ったそうである。たぶんノンちゃんも宙太さんを見て「どこの国の人だろう(タイのお坊さんかしら)」と思ったに違いないと私は想像する(笑)。いまから10年近く前の話である。 

店長の笛里子さんと宙太さんは仲よしだ。 「ふえりこ」という名前は、お父様が映画好きで「フェデリコ・フェリーニ」から取ったそうだ。最初はズバリ「フェデリコ」としたかったらしいが、周囲の反対で「ふえりこ」に落ち着いた(?)とのこと。

3人ともコーヒーを注文し、宙太さんはチーズケーキ。 

私とユミさんはぜんざいを注文。 

ユミさんが宙太さんに尋ねた。「それまで世界中を放浪していた宙太さんがノンちゃんと結婚しようと思った理由は?」 

宙太さんは答えた。「この人とずっと一緒にいたいと思ったから」

「素敵!」 

甘~い!

店を出て、海岸(由比ヶ浜)の方へ出てみることにする。寒いが、せっかくここまで来て、海を見に行かない手はない。

途中、ここも『最後から二番目の恋』のスポットである「力餅屋」の前で写真を撮る。 

冬の海だ。 

祝日で人の多い鎌倉だが、海まで来る人はそんなに多くはない。 

 

映画のワンシーンのように2人の写真を撮る。

浜辺を歩く2人。 

男は夢を語り、女は黙って(少し淋しげに)聞いている。

「あなたの夢の中に私の居場所はないのね」と女は言った。

 「すまない」

「君も君の夢を生きてほしい」と男は言った。 

「私の夢はここにあなたが帰ってきて来てくれること」と女は精一杯の作り笑顔でおどけてみせた。

男は女のそばに行き、一緒におどけたステップを踏んでみせた。

以上、 「宙太劇場」でした(笑)。

 

さて、そろそろ帰ろう。

鎌倉駅に向かう途中にある鎌倉中央食品市場。 

私の好きな被写体だ。 

中に美味しいパン屋さんがあると宙太さんが言うので、入ってみる。 

「パラダイス・アレイ・ブレッドカンパニー」。食パンを購入。黒っぽいパンである( そのうち朝の食卓に出てくるはずである)。

ここが野菜市場のスペース。この時間はすっかり片付けが終わっている。 

 しゃがんで写真を撮ってみる。

 今度はサスペンス映画のタッチで。

 今日は一日ありがとう。次に会えるのはいつになるかしら。私が沖縄に行くのは難しいから、ノンちゃんと2人でこちらに来ることがあったら連絡してくださいね。ノンちゃんによろしく。

鎌倉駅の改札で宙太さんとは別れ、ユミさんと横須賀線に乗る。横浜で降りて、彼女は相鉄線に、私は京浜東北線に乗り換えた。今日はお付き合いきただいてありがとう。

5時半、帰宅。

夕食はニシン蕎麦、「蒲田屋」で買ってきたお稲荷さん、そしてサラダ。 

 デザートは鎌倉土産の「鳩サブレー」。 

 1時、就寝。