7時、起床。
トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
昼近くになって、「蒲田屋」に稲荷と団子を買いに行く。今日はこれと家にあるカップ麺で昼食としよう。
ところが家に戻ってから台所の棚を探すと、当てにしていたカップ麺がない。カレーうどんはあったが、数日前にカレーライスを食べたので、今日はカレーという気分ではない。コンビニに行って何か買ってこようと再び家を出たら、雪が降っているので驚いた。ついさっきまで降っていなかったのに。
天気予報でも雪のことなんか言っていなかった。横浜の方へ行っている妻から、「横浜、雪降っている。そっちは? 降るって聞いてなかったから、傘がない!」とラインが届いた。井上陽水の名曲『傘がない』がBGMに流れている気分(あれは冷たい雨ですが)。
私はビニール傘を差している。
降る雪や昭和も遠くなりにけり (中村草田男のパクリです)
コンビニで購入したのは以下の3種。いずれも昭和の面影を残すインスタント麺である。今日は『まんぷく』のインスタントラーメン完成を祝って「チキンラーメン」を食べよう。
蓋をはがすと、麺の上に乾燥したかき玉がのっている。余計なことを。生卵を落とすつもりだから、これは不要である。
これでよし。
熱湯をかけて3分間待つ。
出来上がりだ。『まんぷく』の中では関係者全員が「美味しい!」と歓声をあげていたが、チキンラーメンを初めて食べたときの私の感想は、「お湯をかけるだけにしてはまあまあだな」といったものだったと思う(当時の小学生の素直な感想です)。いまだと「懐かしい味」という懐旧的調味料が加わる。
これが本日の昼食。チキンラーメン+稲荷2個+団子2本(あんことみたらし)
「蒲田屋」の稲荷は揚げの味付けが濃い。塩分などを気にする最近の風潮には反しているが、私は上品な稲荷よりも濃い味付けの稲荷が好きである。
「蒲田屋」の団子は夕方になると固くなる。だから午後の早いうちに食べるのがよい。デパートなどで 売っているものはずっと柔らかいものが多いが、それはそういう成分が入っているからで、自然なことではない。
「蒲田屋」はどこにでもある町の和菓子屋だが、そういうどこにでもある町の和菓子屋がだんだんなくなってきている。後継者がおらず、当代限りの店がほとんどだ。普通の店が希少な店になってきている。「昭和も遠くなりにけり」なのだ。
で、気になっている方もいると思うが、ラーメンに使わなかった固形のかき玉のその後。もちろんゴミ箱に捨てたりはしない(昭和の人間なんで)。
茶碗に入れて、お湯を注ぎ、醤油を垂らし、塩を振って、食べました。テレビ番組であれば「スタッフが美味しくいただきました」のテロップが入るところだ。
夕方、散歩に出る。雪は積もることなく短時間で止んだ。
「カフェ・スリック」へ。
2月のシフォンのチーズスフレ。先月、白味噌シフォンを食べたとき、ほのかにチーズの味わいがすると思ったが、やっぱりチーズスフレはしっかりとチーズ味だ(風味ではなく)。
「パン日和あをや」は8年目に入ったが、「カフェ・スリック」は3年目だ。「あをや」の奥様と「スリック」のマダムは同世代で、お二人とも素敵な方だ(「あをや」の奥様は写真NGなのでブログの読者の方はわからないが)。マダムに3年目の感想を聞いたところ、「自由時間がほしい」とのことだった。月・火が定休日とはいえ、仕込みの仕事などもあり、完全な休日というわけではない。夕方に店を閉めて、勇樊の支度をして、なんだかんだで、自由な時間ができるのは午後10時過ぎだという。今日は楽しみにしている韓国ドラマの初回なので、それまでにあれこれ終わらせて、リアルタイムでテレビの前に座るのだと意気込んでおられた。
夕食は妻と「マーボ屋」で。
「今月のおすすめ」から何品か注文する。
野菜サラダ(レギュラーサイズ)。
妻と一緒のとき は必ず野菜サラダを注文する。
牛カルビのオイスターソース炒め(ハーフサイズ)。 「マーボ屋」の牛肉メニューは珍しい。
カキの甘辛炒め(ハーフサイズ)。昨日、「朝の葉」でカキフライを食べたばかりだが、調理法が違うので問題なし。
海老と白菜のクリーム煮(レギュラーサイズ)。ご飯にかけて食べる。
新年度用の授業ノートを準備する。「大学院演習」「ゼミ」「演習(現代人と社交)の3冊。春休の間に下準備をしておく。ほかに講義が2つあるが、それはパワポのスライドで準備しているのでノートは必要ない。
研究用のノートも2冊用意する。「清水(幾太郎)研究」用と「ライフスタイル研究」用。
すでて無印良品で買った同じサイズ(A5)のノートなので、5冊まとめてバインダーでとめて、外出するときも鞄の中に入れておく。
2時、就寝。