フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月18日(金) 曇りのち小雨

2019-10-19 20:30:14 | Weblog

9時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

 11時に家を出て、旗の台(池上線・大井町線)の昭和大学病院へ行く。旗の台駅の東口を降りると、昭和大学通りという名前の商店街。

 商店街の向こうに昭和大学病院の大きな建物が見える。

 私のかかっているペインクリニックはさきほどの建物とは別の東病院にある。

帯状疱疹の後遺症の右手の痛み(薬指周辺のヒリヒリ感)を診てもらっていて、2回目の来診。初回(16日前)に処方された神経痛の薬の効き目は、痛みのレベル(10段階)が3から2に減じた程度で、痛みがなくなるわけではない。飲んでいる薬の量は一番小さなもので、2倍、3倍で飲んでいる人が多いとのことだが、そもそもの痛みが生活に支障が出るほどのレベルではないので、薬を飲まなくてもいい、あるいはとくに痛みが強い時に飲めばいいのかもしれなという話になる。帯状疱疹の後遺症は2年くらいかかるが自然に治癒していく(それでもある程度の痛みが残ってしまう場合もあるが)そうなので、薬は常用はせずに様子を見ましょうということになった。担当の女性医師は高圧的なところのまったくない方で、相談がしやすい。経過観察で、次回は12月13日(金)となる。「あっ、13日の金曜日ですね」と私が言うと、医師は「あっ、別に気にしませんから」と答えた(笑)。

前回、薬との相性(血が固まったりしないか)をみるために行った血液検査で、尿酸値がちょっと高いことがわかった(30%の確率で痛風が発症する可能性がある)。気を付けよう。

薬局で処方された薬を出してもらう。この辺りは薬局が軒を連ねている。

 昼食をとりに駅前商店街の「功刀(くぬぎ)屋」といううどん屋に入る。

 特製釜玉うどんを注文。汁はなく、生卵、牛肉煮、焦がしネギなどが載っている。

 出汁醤油をうん、これはなかなか美味しい。少しずつかけながらたべるもののようである。郷に入らば郷に従えだ。うん、なるほど、これはなかなか美味しい。

 旗の台から大井町は急行で一駅、5分で着く。そのまま京浜東北線に乗り換えずに、途中下車する。

 「ポッタリー」にコーヒーを飲みに行く、しばらく顔出してていなかった。

 客は私だけだった。

 9月の連休明けから、雨がちのせいなのか、客足が悪いそうである。「最低記録を更新中です」とマダムは苦笑した。しかし、私にしてみれば、こういうときの方がマダムとあれこれの話ができるのでありがたい。マダムは駒沢の方にお住まいなのだが、世田谷には世田谷美術館、五島美術館、それと私はまだ行ったことのない何とかという美術館があるのだが、そのなんとかという美術館で見た天目茶碗の話や、マンションの9階から日々眺める東京タワーの話や、開店して30年になるこのカフェのこれからの話など。その間、一人の客も入ってこなかった。

 大学に着いて、研究室に行く前に「ミルクホール」に寄ってお八つのドーナツを買った。昨日、空っぽの財布でパンとコーヒーを買おうとしたお詫びの気持ちがあった。

研究室に行く前に事務所にも寄って、ゼミ選考の資料(学生の志望理由書など)を受け取る。

研究室で紅茶を煎れ、ドーナツを食べながら、資料に目を通す。

4限・5限はゼミ。

4限は3年生のグループが「音楽バブル」(1990年代)とその前後の時代を3人の歌手の歌を通して比較した。これまでポピュラーカルチャーにみるライフストーリーの分析は映画やテレビドラマという映像資料を使ってきたが、今回はそれに留まらず、音楽、広告、新聞の人生相談なども素材して行うということである。

 休み時間のスイーツ。 

6限は学年を分けてのゼミ。4年生はインタビュー調査のケース報告。3年生は(私はこちらに出る)来月に迫ったインタビュー調査の打ち合わせ。今日は時間通り7時45分に終了。

夕食は蒲田についてから東口駅前の「三州屋本店」で。

 カウンター席に座る。さて、何を注文しようかな。

 カキフライ(3個)。カキフライメインなら5個注文するが、今日はサイドメニューなので3個で注文。3個でも大ぶりのカキフライで十分満足。

 メインは鯛の兜煮。

味噌汁はアサリで。もちろんご飯も注文。

鯛の兜煮は、尿酸値の件は忘れて、骨までしゃぶりつくす。美味しかった。

周りの客はみな飲んでいるが、私は黙々と食事をした。金曜日の夜はここで食事をすることが増えそうだ。

10時前に帰宅。

風呂を浴びて、『孤独のグルメ』第三話をリアルタイムで観る。井之頭五郎も下戸で、アルコールなしで黙々と食事をする。さきほどの自分の姿と重なる。

1時半、就寝。