フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月19日(土) 曇り

2019-10-20 19:18:20 | Weblog

8時半、起床。

昼から大学へ。研究室に卒業生のアスカさん(論系ゼミ3期生)がやってくる。 

彼女と前回会ったのは今年の5月であったから、5カ月ぶりである。 

ネイルもバッチリですね(笑)。今週の火曜日、仕事終わりにサロンに行ったそうである。

いろいろ話があるようだったが、それは食事をしながらということで、「すぎうら」へ行く。 

お昼の定食メニューの中から、私は鮭の炊き込みご飯をメインにした秋味定食(という名前だったかしら?)。鰆の西京焼きとと野菜の天ぷら、煮物、茶碗蒸し、お新香、味噌汁。 

彼女はお刺身定食。刺身は本マグロとブリ。 

最初に職場でいろいろ大変だったという話。部署がかわったようである。

そして、11月に入籍をすることになりましたという話。お相手はすでに5年ほど一緒に暮らしている方で、「このまま事実婚のままで」と以前は言っていたが、心境の変化か、環境の変化か、11月22日(いい夫婦の日)に入籍することになったそうで、それに先だって、11月初旬の連休に彼女の郷里香川で双方の親御さんと一緒に食事をされるとのこと。おめでとうございます。式は親族だけであげて、来年のしかるべき時期に「1.5次会」的な披露宴を行いたいと言う。型通りの披露宴と2次会の中間的なものという意味らしい。「先生は結婚式に出席される回数に制限を設けているのですよね」と聞かれたので、「一応、各期3組までと言っていますが、あなたのように卒業後も何度も会っている方は別枠ですよ(笑)」と答えると、ニッコリされた。

キャンパスに戻り、彼女にとって懐かしい場所や、目新しい場所を歩く。まずは36号館前の広場で。

広場を見下ろす場所から彼女を撮る。

これは2013年の3月25日の3期生の卒業式の日に同じ場所で撮った写真である。中央の一番後ろにアスカさんがいる。

あれから6年7ヵ月の歳月が過ぎたわけですね。

「戸山の丘」は彼女が在学中にはなかった場所だ。 

屋上庭園は秋の装い。

丘の上には「スターバックス」があるよと言ったらびっくりしていた。 

地下の「早稲田アリーナ」にも降りてみましょう。 

いつもであればバスケットボール部やバドミントン部が練習しているフロアーにずらりと椅子が並んでいる。明日のホームアミングデーのための準備が進められている。 

卒業後15年目、25年目、35年目、45年目、50年目の卒業生が招待される。 

フロアーに降りてみる。 

彼女は卒業7年目。最初の招待まであと8年ある。 

スロープ脇のこの庇のある通路は「早稲田アリーナ」の一部である。陽射しの強い日や雨の降る日は、私はスロープではなくここを歩くことにしている(この先に「ミルクホール」がある)。

中庭のベンチに座って。キャンパスのそここにベンチや椅子が増えたという感想は、卒業生がよく語ることである。

再び懐かしい場所へ。スロープの下、階段横に「0番教室」とよばれる3つの教室が並んでいる場所がある。 

私たちの記憶が確かならば、3期生のゼミはこの「02教室」で行われていた(もしかしたら隣の「03教室」だったかもしれない)。当時はゼミの時間は金曜日の6限・7限だった。7限が終わるのは午後9時25分である(現在は7限という時間はなくなった)。しかし、時間通り終わることは少なく、10時近くまでやることも珍しくなかった。もっとも「01教室」の山西先生のゼミはもっと遅くまでやっていた記憶がある。いまは昼間の時間帯にかなりのゼミが移動しているが、当時は、ゼミというのは夕方から時間を気にせず行うものだったのである。

文カフェを歩く。当時は4人用テーブル(白いテーブル)が全部だったように思うが、個人化は時代の趨勢で、いまは2人用テーブル(茶色のテーブル)が増えた。 

38号館AV教室(文キャンで最大の教室)の前から文カフェを見下ろす。 彼女は1年生のときにこのAV教室で私の講義「日常生活の社会学」を聴いて、現代人間論系に進み、私のゼミに入ってきたのである。

以下、キャンパスのそここで撮った6枚のポートレイトはクールな表情と笑顔の写真を取り混ぜて。どちらも彼女の魅力である。

 

  

 

 

キャンパス散策を終えて、「カフェゴト―」に行く。とても混んでいたが、カウンターに2人分の座るスペースを作っていただいた。ありがとうございます。 

ベイクドチーズケーキと洋梨のフランをハーフ&ハーフで。ドリンクは私はアップルティー、彼女はカフェオレ。 

これから彼女は新宿で彼と待ち合わせて結婚指輪を買いに行くそうである。 改めて結婚おめでとう。話を聞いているとお二人の相性はピッタリですね。どうぞいつまでも仲良くね。

夕方、蒲田に戻ってくる。「有隣堂」で雑誌を、「ティースプーン」でリンゴジャムを購入。 

朝ドラ『スカーレット』のガイドブック(1)。 

益田ミリ『わたしを支えるもの すーちゃんの人生』(幻冬舎)。

「すーちゃん」シリーズの最新刊だ。すーちゃん、40歳になりました。 

 

NHKの俳句と短歌のテキスト(11月号)。

 いつからか雲を数える癖がつき鰯雲ならぜんぶでひとつ 小島なお

 落葉踏むうしろの音も一人なる 山崎ひさを

夕食は鮭の塩焼き、蓮根餅とワカメの煮物、サラダ、大根の味噌汁、ご飯。 

ラグビーワールドカップ、本戦トーナメント準々決勝、ニュージーランド対アイルランド戦を観る。オールブラックの強さは底知れない。日本チームが彼らと戦う姿を見てみたいが、そのためには決勝まで進まないとならないのである。ということを決して夢物語ではなく、願うことが出来るという現実が凄い。

1時半、就寝。