フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

6月8日(水) 曇り

2022-06-09 12:59:09 | Weblog

8時45分、起床。

トースト(はちみつ&オリーブオイル)、玉子焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

本日の『ちむどんどん』。比嘉家の子どもたちはそれぞれに問題を抱えていて、それが入れ替わり立ち替わりクローズアップされるので、視聴者はなかなか気持ちの安らぐときがない(毎週金曜日に束の間の平穏が訪れるのだが)。沖縄と東京(鶴見も東京に含めておきましょう)、二つの舞台は地理的には遠く離れているが、比嘉家に電話が入ったことで、二つの舞台の物語はますます連動してきた。今日、良子が賢秀をビシッと叱りつけたのは電話のお手柄である。

昨日のブログを書いてアップする。

12時に鹿島田駅で卒業生のマユミさん(一文社会学専修、2000年卒)と待ち合わせ、「パン日和あをや」へ行く。

彼女と前回会ったのは2019年の11月のことだったから、2年7カ月ぶりである。コロナで寸断されてしまった社交の糸が春先から少しずつ修復されつつあるのを感じる。コロナは終息したわけではないが、終息するのを待っているだけでは、ダメだろう。人生は雨が止むのを待つためにあるのではないと誰かが言っていた。

私はノンアルモヒート(6月のドリンク)、彼女はアイスコーヒー。

本日のスープは人参のポタージュ。

BLTサンド(ベーコン、レタス、トマト)。

サーモン、アボカド、クリームチーズのサンド。アボカド好きの彼女のためにアボカドは増量(2倍)でオーダーする。

 

今日、彼女とのおしゃべりの中で一番印象的だった話題は、「主婦の個室」問題だった。家族の入れ物である住宅の設計思想において「主婦の個室」はほとんで問題にされてこなかった。戦後の標準的な家族用のマンションの間取りは2LDKであるが、そこでは2つある個室は子ども部屋と夫婦の寝室に割り当てられることが多かった。1つ個室が増えて3LDKになると、増えた一室はもう一つの子ども部屋(子供が二人の場合)か、子どもが一人の場合は、夫の個室(書斎)として使われることが多い。「主婦の個室」は後回しにされるか、そもそも問題にされない。問題にされない理由の典型的言説は「主婦は家全体が自分の部屋である」というものだろう。コロナ禍で、リモートワークが普及して、働く女性についての自宅におけるワーキングスペースの必要性が言われるようになったが、マユミさんが切望しているのは「机」ではなくてあくまでも「個室」なのである。自分だけの空間。家族が家を空けている間だけの一時的な自分だけの空間ではなく、持続的に自分だけの空間である。そういう欲求はおかしいだろうか。おかしくはないと私は思う。いずれ子どもが家を出れば、空いた子ども部屋を「主婦の個室」にすることはできる。しかし、それはまだ先の話だし、いつそうなるかは不確かである。切実な欲求をそうした形で先送りするのは、よろしくないのではないかと思う。人生は雨が止むのを待つためにあるのではない。

店を出るとき「糸ガチャ」を引いた。

彼女はマフィンだった。

私は狙いすまして再びハンバーガーを引き当てた。マダムはびっくりしていたが、よ~く見て引けば、かなりの確率で狙ったものに当たりますよ(笑)。

ハンバーガーはマユミさんにプレゼントする(マフィンと交換ではなく)。

まだ時間があるので矢向駅の近くの「ノチハレ珈琲店」へ行く。

私は紫蘇ソーダ、彼女はブレンドコーヒー。

これで彼女は主要8カフェを踏破するSGS(スーパーグランドスラム)まで「トンボロ」(神楽坂)を残すのみとなった。ご自宅からは自転車で行ける場所であるから、いつでもいけるように思うが、いつでもいけると思っていると、なかなか行けないものである。次回はあまり時間を置かずに秋カフェでもいたしましょう。

彼女とは川崎駅で別れた。

帰宅して4時半から現代人間論系の教室会議(オンライン)。あれこれ議題があり、2時間ほどかかった。

本日発表の東京の新規感染者数は1935人。水曜日が一週間のうちのピークであってくれること(2000人台に戻らない)を祈りたい。

夕食は鮭と野菜の電子レンジ蒸し、玉ねぎと卵の味噌汁、ごはん。

食事をしながら『正直不動産』最終回(録画)を観る。山ピーの相棒を務めた福原遥は次の朝ドラの主人公になる。

デザートは葡萄。

コロナの4回目のワクチン接種券が届いた。たぶん受けることになると思うが、接種する日を入れて3日間は静養日として考えておかないとならないので(過去3回の経験から)、春学期が終り、採点なども済ませた、8月上旬ということになるだろうか。

風呂から出て、本日提出されたレビューシートのチェック。最終日なので150枚以上ある。

2時、就寝。