8時半、起床。
胡桃パン、目玉焼き、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
本日の『らんまん』。植物学研究室では万太郎は「よそ者」扱いされている。教授に特別に出入りを許されたものの、内部の人間たちにとっては正規のルートを通って入って来た者ではないのだ。正規のルートとは、旧制中学→旧制高校→(大学予科)→東京大学というルートである。そうしたルートを通って来たということが、彼らのプライドであり、アイデンティティである。尋常小学校中退の万太郎はそこからドロップアウトした者である。万太郎を「よそ者」とみなすことで、彼らは自分たちのアイデンティを守っているのだ。この「よそ者」問題、「仲間外れ」問題は今週で解決するものではない。万太郎の人生に終始ついて回った問題である。
10時15分に予約している歯科医院へ行く。左下の被せ物が取れてしまった歯に新たな被せ物をする。
昨日のブログを書いてアップしてから11時半に家を出る。
卒業生のモエさん(論系ゼミ6期生)と蒲田駅で待ち合わせ、多摩川線で一つ隣の矢口渡(やぐちのわたし)の「燈日」へ行く。ここは彼女のリクエストである。
彼女と前回会ったのは2022年の9月であったから、1年8カ月ぶりである。この間に、彼女は結婚し、新居を購入し、先日から産休に入っている。予定日は8月の初旬とのこと。あれこれ、おめでとう。
さて、何を注文しましょうか。
二人とも燈日定食にしたが、メインの料理は別々のものをチョイスした。
私は肉団子の甘酢あん。
彼女はサワラの大葉巻きフライ~わさびタルタル~。「シャアしようか」と口に出かかったが、やめておいた。サワラのフライは二枚なのでシャアしやすいが、肉団子は5個なのでシャアしにくい(遺恨が残る可能性がある)からだ。
食後のドリンクは、私はアイスカフェラテ、彼女はオレンジジューズ。ジューズはリンゴジュースもあり、私はリンゴジュース派だが、彼女はオレンジジュース派である。私も子供の頃はオレンジジュース派だったが(バヤリースやプラッシーやポンジュースも含めて)、信州や青森を旅行するうちに(出来過ぎた話かな?)リンゴジュース派に転向したのである。
「燈日」には1時間ほど滞在した。駅前の商店街の「リヨン モアール」で朝食用の食パン(ボンジュール)を2斤購入。モエさんも三枚入りを買った。「先生のブログでよく見ているので、食べてみたいと思いまして」と彼女は言った。TVドラマ好きの彼女にとって私とのカフェ巡りは「フィールドノート」のロケ地めぐりのようなものである。
蒲田に戻り、今度は京浜東北線で1つ隣の大森で下車。彼女は大森で降りるのは初めてだそうである。日本考古学発祥の地である。
モースによる大森貝塚の発見は1877年(明治10年)。矢田部良吉がコーネル大学の留学から戻って東京大学の初代植物学教授になったのと同じ年である。牧野富太郎が東京大学の植物研究室に出入りを許されるようになったのはその7年後の1884年(明治17年)のことである。
ジャーマン通りを歩く。
「sanno2198」には1時半ごろ到着。ここも彼女のリクエストである。
はたして席は空いているか心配だったが、カウンター(4席)に先客はいなかった。ラッキー!。ケーキは三種残っており(これもラッキー!)、モエさんはカスタードプリンを頼んだが、最初の注文客だった(ラッキー!三連発)
8等分するのかと思ったら6等分だった。6等分というのはなかなかに難しいのではないかと思ったが、マダムは迷いなくナイフを入れた。「最初に半分に切るところが一番難しいのです」とのこと。
見るからに美味しそうなプリンである。
私はチェリー&チョコレートのタルト。見た目はプリンに比べると地味である。
カウンターに座ることの利点はマダムと会話ができることと、マダムがコーヒーをネルドリップするところを間近で見られることである。
コーヒーが入るまでケーキには手を付けなかった。
モエさんのカップのデザインが素敵だ。きっと安産を祈願してくれたのである。
「sanno2198」を出たのは2時15分ころ。「素敵なカフェでしたね」とモエさんが言った。
本日最後のカフェは蒲田に戻って「リトルミトン」。今日の三店はいずれもモエさんにとって初めての訪問である。
注文をすませてから、待っている間にテラス席で写真を撮る。
自撮りのツーショット。
飲食は店内のテーブルで。私はソーセージパイ、サラダ、アップルティーソーダ。モエさんはレモンケーキとホットレモネード。
TVドラマ大好きの彼女の春ドラマの押しは、『日曜の夜くらいは』と『波よ聞いてくれ』だそうである。後者を私は観ていない。初回を観て見切ったわけでなく、観忘れてしまったのである。後悔している。
定年後の彼女とのカフェについて話をする。「子どもから手が離れたら」というのは15年くらい先になるだろうから、それは私が無理である。「お子さんを連れて」あるいは「お子さんを預けて」のどちらかであろう。多くの場合、どちらかのタイプに分かれる。モエさんがどちらのタイプになるかは、産んでみなくてはわからない(笑)。
彼女を蒲田駅の改札で見送り、4時半ごろ帰宅。百合が咲いた。
夕食はもつ鍋。
食事をしながら『日曜の夜ぐらいは』第4話を観る。宝くじに当たったお金(3千万円)で3人でカフェを始めようかと言う流れになる。私が一人一千万円でできることは何かと考えたときに「カフェを始める」というのをブログに書いたけれど、そういう展開になったことに驚いた。うまくいくといいけれど、いろいろあることだろう。
モエさんからいただいたお土産のクッキーを食べる。
私はフィナンシェ。(妻はクッキー)
今日のブログの下書き。
レビューシートのチェック。
風呂から出て、今日の日記を付ける
1時半、就寝。